学童保育で夏休みも安心!お子さんを預けるメリットや注意点について徹底解説!
「夏休みに子どもを一人で留守番させるのは心配」
「学童保育に預けられたら夏休みも安心して働けるのに……」
働く親御さんにとって、夏休みのお子さんの預け先に悩む方も多いのではないでしょうか。
学童保育は、学校・保育園がお休みの日や、放課後にお子さんを預けることができる施設です。
体を動かして思いっきり遊んだり勉強を教えてくれたりするところがあり、運動と勉強をバランスよく取り入れることで、楽しみながら社会性と学習能力を身に付けられます。
そのため親子共に安心して通える場所といえるのではないでしょうか。
この記事では、お子さんの夏休みに学童保育の利用を検討していらっしゃる方へ、施設の概要やメリットとデメリットなどについて解説します。
目次
1.夏休みも利用できる「学童保育」とは?
1-1. 学童保育の役割
1-2. 学童保育の種類
1-3. お子さんにあった学童保育の選び方
1-4. 利用できる条件
1-5. 夏休み中の一日の過ごし方
2. 【夏休み】学童保育に預ける5つのメリット
2-1. 働く日や時間に子どもを預けられる
2-2. お子さんが規則正しい生活を送れるようになる
2-3. お子さんが宿題や勉強に集中して取り組める
2-4. 集団生活の中でお子さんの社会性を育むことができる
2-5. お子さんにとって大切な思い出ができる
3. 【夏休み】学童保育に預ける3つのデメリット
3-1. お弁当の用意が必要
3-2. 学童保育まで自力で登校または送迎が必要になる
3-3. 習い事との両立が難しい
3-4. お子さんが施設や人間関係になじめない場合がある
4. 夏休みにお子さんが学童保育へ行きたがらないときは?
4-1. お子さんが安心する人のもとへときどき預ける
4-2. 放課後児童支援員に相談する
4-3. お子さんへ肯定的な言葉をかけてみる
5. まとめ
1. 夏休みも利用できる「学童保育」とは?

「夏休みに子どもを一人で留守番させるのは心配」
学童保育は、基本的に夏休みだけの利用が可能です。
ただし、施設や地域によって違うため、確認することが必要でしょう。
学童保育を利用する際は、事前の申し込みが必要なところが多いため、夏休みに利用したいなら各市区町村の子育て支援課などにあらかじめ確認することが大切です。
1-1. 学童保育の役割
学童保育は、放課後や長期休暇中に、仕事などで面倒を見られない家庭のお子さんを預かる施設です。
学童保育は「学童」「放課後児童クラブ」など複数の呼び名があります。
学童保育は児童福祉法第6条において、以下のように位置づけられています。
「この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。」
また、学童保育には放課後児童支援員が常駐しています。
放課後児童支援員の主な役割は、以下のとおりです。
・子どもの人権を尊重しながら遊びや活動を通して発達を促す
・危険から子どもを守る
・子ども自らがお互いを守る力を育てる
・地域社会で子どもの生活が円滑に進められるサポートをする
・保護者と信頼関係を築く
1-2. 学童保育の種類
学童保育には、各自治体が運営する「公設民営の学童」企業や学校法人が運営する「民設民営の学童」親が設立、運営する「共同保育」の3種類があります。
公設民営は、お子さんを預かることが目的です。
安全な遊びや交流の場を提供するなど、自由時間が多い傾向にあります。
民設民営は公設民営に比べ費用がかかることがほとんどです。
しかし、送迎のサービスがある・英会話レッスンを取り入れているなど、オリジナリティにあふれる活動やサービスを取り入れているのも魅力の一つです。
共同保育は、資金が不足しているため親御さんの保育料で賄われることがあります。
しかし、親御さんの想いを反映したうえで運営されているのがメリットともいえるでしょう。
1-3. お子さんにあった学童保育の選び方
学童保育は各施設によって特徴があります。
お子さんにあった学童保育を選ぶためには、無料見学や無料相談などで複数の施設を訪れ、比較しながら探すことが大切です。
利用が決まったあとに「こんなはずではなかった」「思っていたのと違う」と後悔しないためにも、見学の際は、以下のチェックポイントを
参考にしてください。
・利用時間:親御さんの送迎を要することがあるため可能な時間帯に預けられるか
・費用:学童の種類によって異なるため家庭の予算内に収まるか
・質:学童保育の雰囲気や児童支援員の接し方がお子さんに合っているか
・勉強への関わり:勉強の際の声がけ・見守り・学習プログラムが用意されているか
1-4. 利用できる条件
学童保育は施設によって利用できる条件は異なるものの、一般的に公設民営は親御さんが働いていることが条件です。
中には、親御さんの病気や療養などの理由が認められる場合があります。
利用できる条件に適合しているか審査するため、正社員、パート、自営業かなど、親御さんの就労状況を確認されることがほとんどです。
民設民営の中には条件が特に設けられていないところがあります。
1-5. 夏休み中の一日の過ごし方
公設民営の学童保育は、8〜18時頃まで利用できるところが多いです。
民設民営の学童保育はこの限りではなく、有料で時間延長ができる・夜遅くまで利用できるなど、独自のルールを設けている場合もあります。
夏休みにおける基本的な一日の過ごし方は以下のとおりです。
1 登校
2 学習の時間
3 遊びの時間(外遊び・読書などの自由時間)
4 プール登校(学校のプール登校がある場合は学童のメンバーでそろって登校)
5 昼食(イベントで調理やピクニックなど行うこともあるが基本的には持参したお弁当)
6 自由時間
7 おやつの時間(持参したおやつまたは学童で準備したおやつを食べる、子どもたちにとっては楽しみなひととき)
8 下校
2. 【夏休み】学童保育に預ける5つのメリット

夏休みに学童保育に預けるメリットを5つご紹介します。
2-1. 働く日や時間に子どもを預けられる
学童保育は、お子さん数人に対して放課後児童支援員が一人つくため安心して預けられるでしょう。
特に、気温の高い夏休みは放課後児童支援員がついていることで、水分補給の呼びかけや暑すぎるときの外遊びをしないという安全面における判断をしてくれるため、親御さんにとってより安心です。
働く日・時間で学童保育を利用するかどうか選べることもメリットの一つです。
2-2. お子さんが規則正しい生活を送れるようになる
家にいると、つい遅く起きてダラダラと過ごすことになりかねないのが夏休みです。
夏休みに学童保育を利用することで、毎日決まった時間に登校し、宿題や遊びをして帰宅するため、生活リズムが崩れにくいでしょう。
学童保育では何かしらの活動があるため、長時間ゲームをしてだらだらと過ごすという心配もありません。
2-3. お子さんが宿題や勉強に集中して取り組める
学童保育では、学習の時間が設けられており、宿題や自分で用意したドリルなどができます。
分からない箇所は放課後児童支援員に聞くと教えてくれることもあり、家庭での親御さんの負担が減ることにもつながるでしょう。
ただし、放課後児童支援員は学校の先生とは違うため、勉強を教える範囲や教えること自体認めていないところもあります。
2-4. 集団生活の中でお子さんの社会性を育むことができる
学童保育では、同学年のみならず異年齢との交流が深まるのもメリットの一つ。
交流が深まることで、集団生活の中での社会性を身に付けることができます。
普段興味を持たない分野でも異年齢のお子さんが楽しそうにしているのを見れば、興味の幅が広がり新たな楽しみを発見できるでしょう。
また、年上は年下の面倒を見る・年下は年上への接し方を学ぶなど、人間関係の基礎を学ぶ機会にもなります。
2-5. お子さんにとって大切な思い出ができる
夏休みの学童保育では、流しそうめん・虫取りなど、お子さんが喜ぶようなイベントを放課後児童支援員が企画してくれることがあります。
みんなで食べる流しそうめんなどは、おいしさあり、楽しみありの格別なものになるかもしれません。
家庭では体験できないようなイベントが学童保育にはあるため、お子さんにとって夏休みの楽しい思い出になることでしょう。
3. 【夏休み】学童保育に預ける4つのデメリット

夏休みに学童保育に預けるメリットをご紹介しました。
それでは反対に、学童保育に預けるデメリットはあるのでしょうか。
ここでは、デメリットを3つご紹介します。
3-1. お弁当の用意が必要
夏休みの学童保育は、基本的に毎日お弁当を持たせる必要があります。
親御さんの中には、毎日のお弁当づくりが大変と感じる方もいらっしゃることでしょう。
夏は暑いため、食材が傷みやすいことで普段以上にお弁当の内容を工夫する必要があります。
ときには、お子さんの「おいしかった!」の一声で、大変なお弁当づくりが楽しいものに変わるかもしれません。
3-2. 学童保育まで自力で登校または送迎が必要になる
学校以外の場所にある学童保育の場合、送迎バスなどがない限りは、お子さんが自力で登校するか親御さんの送迎が必要になります。
忙しい朝に送り届けるのは大変と考える方もいらっしゃるでしょう。
3-3. 習い事との両立が難しい
学童保育では、安全面の理由で、学童保育から直接習い事に通うことを認めているところは少ない状況です。
「長い夏休みだから、何か子どもが楽しめる習い事をさせたい」と思われても、フルタイムで働いていると、朝から夜まで学童のため習い事に通えるのは親御さんの休日のみになります。
学童保育を利用していると、本格的に習い事をするのは難しい可能性があります。
3-4. お子さんが施設や人間関係になじめない場合がある
夏休みの学童保育では、一日中お子さん同士の関りがあるため、トラブルが発生することもあるかもしれません。
夏休みは、通常よりも長時間の預かり時間になることで「子どもが飽きているのではないか」「なじめないことでつらくなっていないか」など、不安な親御さんもいらっしゃるかもしれません。
不慮の事故やケンカで「けがをさせてしまった」「つらい思いをした」など、場合によっては仕事中に親御さんに連絡が入ることも。
このように、学童保育にはさまざまなタイプのお子さんがいるため、友達と仲良くできないからつまらない・施設の雰囲気や指導方法になじめないという可能性も出てくるでしょう。
4. 夏休みにお子さんが学童保育へ行きたがらないときは?

夏休みにお子さんが学童保育に行きたがらないときはどうしたらよいか、ここでは、学童保育に行きたがらないときの対処法を3つご紹介します。
ぜひ試してみてください。
4-1. お子さんが安心する人のもとへときどき預ける
お子さんが学童保育に行きたがらないときは、近くに住む祖父母や信頼できるママ友に預けることも一つの方法です。
お子さんを預かってくれる相手が負担にならないように、頻繁ではなく週に数回程度に留めるなど、工夫するとよいでしょう。
ただし、嫌がる相手がいる場所に無理やり連れて行くことのないよう、お子さんの意志を尊重することが大切です。
4-2. 放課後児童支援員に相談する
お子さんが学童保育に行きたがらない場合、放課後児童支援員に相談してみるとよいでしょう。
なかには、原因が学童保育内での友人とのトラブルや過ごし方になじめない可能性があります。
普段お子さんを見ている放課後児童支援員だからこそ気付けることがあるはず。
放課後児童支援員と情報交換することで解決策につながることもあるため、親御さんは、遠慮せずどんどんコミュニケーションを図るのがおすすめです。
4-3. お子さんへ肯定的な言葉をかけてみる
学童保育に行きたがらないお子さんに対し、親御さんは肯定的な言葉をかけることが大切です。
夏休みも仕事で忙しいとつい、学童保育に行きたがらないお子さんに対し、怒りたくなるかもしれません。
しかし、怒ったからといって、行きたがらない理由の本質は変わりません。
親御さんは「明日は楽しいイベントの日だね」「明日は暑くなるからお弁当に冷たいもの入れようか?」など、学童保育が楽しくなるような声がけを意識するのがポイントです。
ときには、親御さんの声がけ次第でお子さんの気持ちが前向きになることもあるでしょう。
まとめ

夏休みでも安心してお子さんを預けられる学童保育。
学童保育を利用するメリットとデメリットを理解し、お子さんにあった施設を利用することで毎日安心して過ごすことができます。
学童保育を決める際は、見学の際のポイントをチェックして、後悔のない選択ができるとよいですね。
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オールイングリッシュの環境でゲームや理科の実験、工作などが取り入れられているため、様々な経験・体験の中で生きた英語が身に着きます。
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