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小学生の夏休みに共働き世帯はどう対応すべき?働き方や預け先について

小学生の子どもがいる共働き世帯の保護者は、夏休みを迎える時期になると「子どもの夏休みが始まるけど仕事は休めない、だからといって子ども一人で留守番させるのは不安」と悩むかもしれません。

そもそも、小学生は夏休みでも、保護者を含めた大人は通常通り仕事をしなくてはいけないので、食事の用意や預け先をどうするかが課題になります。

本記事では、お子さんの夏休み中、働き方や預け先をどうするかについて解説しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1. 子どもの夏休みに共働き世帯が抱える悩み
1-1. 家を空ける時の預け先
1-2. 子どもの食事の準備
1-3. 宿題を終わらせられるのか不安
1-4. 連休が取れずに遠出できない
2. 夏休み中の保護者の働き方
2-1. 在宅勤務に切り替えられないか会社に相談
2-2. 留守番の日を減らせるように交代で休みを取る
2-3. 勤務時間を調整する
3. 夏休み中の子ども預け先
3-1. 祖父母や親戚
3-2. 学童保育
3-3. 習い事
3-4. シッターサービスの利用
4. まとめ

1. 子どもの夏休みに共働き世帯が抱える悩み

子どもの夏休みに共働き世帯が抱える悩み

父親・母親のどちらか一方が働いている世帯であれば、もう一方が子どもと過ごせば良いので、夏休みに入ってもさほど問題ありません。しかし、共働きの場合、子どもが夏休みであっても保護者は仕事に行かなくてはいけません。そのため、自分たちが面倒を見られない間、子どもにどう過ごしてもらうかが課題になります。また、遊び盛りなのに、仕事でなかなか子どもを連れて出かけられないことに対し、もどかしく思う保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
以下の流れで、夏休みに共働き世帯が抱える悩みについて解説するので見ていきましょう。

  • 家を空ける時の預け先
  • 子どもの食事の準備
  • 宿題を終わらせられるのか不安
  • 連休が取れずに遠出できない

1-1. 家を空ける時の預け先

子どもの夏休みに合わせて保護者も仕事を休めるというケースはあまり多くありません。そのため、保護者が家を空ける際の子どもの預け先を探す必要が生じるでしょう。
学童保育に日常的に預けている場合、夏休みも預かってもらえる場合がありますが、実際に対応してもらえるかは施設によって異なるので、事前に確認しましょう。

夏休み期間中に普段とは違う施設に預ける場合、できれば事前に体験教室等に参加し、子どもが問題なく過ごせるかどうか確認しておきましょう。また、祖父母に預ける場合はお泊りの練習をするなど、預けても問題がないようにしておきましょう。

1-2. 子どもの食事の準備

子どもが夏休みに入ると浮かび上がる問題の1つが、食事の準備です。
授業がある間は、大半の小学校で給食が出るため、保護者が準備するのは朝食と夕飯だけで済みます。しかし、夏休みは給食がないため、昼食も準備しなくてはいけません。

預かり先で昼食の提供がある場合を除いて、お弁当を用意したり、お昼に一時帰宅して昼食を用意したりする必要が出てくるでしょう。

学童保育の場合、選択式で給食が提供される施設もあるため、事前に確認しておきましょう。

1-3. 宿題を終わらせられるのか不安

夏休みは、ほとんどの小学校で宿題が出ます。毎日コツコツやるのが苦手な子どもや、嫌なことを後回しにする癖がある子どもの場合、宿題を溜め込んでしまうケースも少なくありません。また、保護者の方は自分の仕事があるため、進捗を管理しきれないことも考えられます。

日々の進捗を見守ることは難しくても、夏休みの最初に子どもと一緒に学習計画を立て、数日おきに進み具合を確認するなどの方法で、保護者の方がサポートしてあげましょう。

1-4. 連休が取れずに遠出できない

夏休みは、子どもとのコミュニケーションを深めたり、さまざまな体験をさせたりする絶好のチャンスです。しかし、保護者の勤務先や職業によっては、子どもの夏休みに合わせて連休を取るのが難しいことがあります。

子どもによっては、「他の子たちは夏休みに家族旅行に行くのに、自分は行けない」と寂しく思うかもしれません。その場合、夏休みは子どもだけでも参加できる体験イベントやキャンプ等に参加させて、夏休み以外のタイミングで家族の時間を作るという方法を検討するのもよいでしょう。

2. 夏休み中の保護者の働き方

夏休み中の保護者の働き方

夏休みの預け先が見つからない、親子の時間を作りたい等の理由で、子どもの夏休みに合わせて保護者の方の働き方を調整することを検討している場合は、職場に相談してみましょう。職場の制度や方針、仕事内容によっては、聞き入れてもらえるかもしれません。
夏休みの保護者の働き方調整について、主に考えられる具体的な方法は下記の通りです。

  • 在宅勤務に切り替えられないか会社に相談
  • 留守番の日を減らせるように交代で休みを取る
  • 勤務時間を調整する

2-1. 在宅勤務に切り替えられないか会社に相談

夏休みの子どもの預け先が見つからず困っている場合、在宅勤務に切り替えることができないか会社に相談してみましょう。

昨今は、2020年初頭から世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅勤務を導入する企業も増えました。企業には3歳までの子どもがいる社員について在宅勤務を認める努力義務が課されているため、「夏休み中の子どもの面倒をみたい」など相応の理由があれば在宅勤務を許可してくれることもあり得ます。もし社内で前例がなくても、自宅でも対応できる仕事内容である場合は、まずは相談してみましょう。

ただし、在宅勤務を行う際は、業務をきちんと遂行できるように、就業環境を整える必要があります。特に、保護者の方が家にいても仕事をしているということを子どもにきちんと説明し、仕事の邪魔をしないようにルールを決めておくことが大切です。

2-2. 留守番の日を減らせるように交代で休みを取る

子どもを預けられる場所がなく、やむを得ず家で留守番をさせる場合、できるだけ子どもが一人になってしまう日が減るように、保護者の方が交代で休みを取ることをおすすめします。

その場合、事前にお互いの仕事のスケジュールを相談することが大切です。休みをとるだけでなく、週の一部だけでも在宅勤務にするという方法も検討しましょう。
休みや在宅勤務があまり増やせない場合でも、シッターサービスや民間学童と組み合わせる等の方法で、子どもを一人で留守番させる日を極力減らすようにしましょう。

2-3. 勤務時間を調整する

フレックスタイム制をとっている会社に勤めている場合、勤務時間を調整することで可能な限り子どもと一緒にいられます。
例えば、朝早くから勤務を開始して、午後3時頃には退勤できるようにすれば、早い時間から子どもと過ごすことも可能です。柔軟に調整し、子育てとの両立を検討してみて下さい。

また、夏休みの間だけ時短勤務にしてもらえないか会社に相談するのも1つの方法です。特に、子育て中の社員が多い会社であれば、柔軟な対応をしてもらえるかもしれません。

3. 夏休み中の子ども預け先

夏休み中の子ども預け先

柔軟に働き方を変化させる方法を紹介してきましたが、子育て中の共働き世帯にとって、夏休みの子どもの預け先を確保することはほぼ必須の課題といえるでしょう。
おすすめの預け先として、以下の4つを紹介するので、参考にしてみて下さい。

  • 祖父母や親戚
  • 学童保育
  • 習い事
  • シッターサービスの利用

3-1. 祖父母や親戚

祖父母や親戚が近隣に住んでいる場合、夏休み中に子どもを預かってもらうことも可能かもしれません。小さい頃から子どものことを知っている相手であれば、互いに安心して預けられるでしょう。
また、祖父母に家に来てもらい、子どもの面倒を見てもらうのも1つの方法です。

ただし、子どもを預かってもらうことで祖父母や親戚に迷惑がかかってしまわないように注意しましょう。他の予定がある場合や、身体的・精神的に負担になる場合は、他の預け先を検討することが大切です。

また、食費やおやつ代、遊びに連れて行ってくれた時の料金等は、きちんと金額を聞いて支払うようにしましょう。親戚だからといってなあなあにしてしまうと、後々トラブルになりかねません。向こうから「お金はいらない」と言われた場合は、食事に連れて行く、お礼の品を送るなど、他の方法で感謝の気持ちを示すようにしましょう。

3-2. 学童保育

普段から利用している学童保育が夏休み中の預かりにも対応している場合は、そのまま利用するのをおすすめいたします。送り迎えをしなくてはいけませんが、子どもにとっては普段から過ごしている環境で同じように生活できるため、安心できるはずです。

学童によっては、サマースクールなど、特別なカリキュラムを用意している場合もあるため、確認してみましょう。

もし公営の学童を利用できない場合は、夏休みの間だけでも、民間の学童に預けるというのも手段の1つです。

民間学童は、民間企業が運営している学童保育型のサービスです。英会話やプログラミング等のカリキュラムを取り入れている場合も多く、預かり時間を生かして特技を身につけることができます。夏休み限定の楽しいイベントやシーズナルスクールが用意されている場合もあるので、調べてみるとよいでしょう。

3-3. 習い事

習い事に通うのも、子どもが家で1人になってしまう時間を減らす1つの手です。
ただし、送り迎えが必要だったり、時間が短かったりするため、他の方法とうまく組み合わせるとよいでしょう。また、お迎えに悩む場合はスポーツクラブが運営するアフタースクールのようなサービスを併用するのもおすすめです。

また、前項で説明した民間学童であれば、習い事よりも長い時間預かってもらえるほか、送迎サービスを提供している場合もあります。

3-4. シッターサービスの利用

シッターサービスとは、自宅など指定した場所に職員が訪れ、保護者が不在の間、代わりに保育を行うサービスをいいます。ベビーシッターと称し、乳幼児を中心にしたサービスを展開していることが多いですが、小学校卒業まで対応してくれる場合もあるので、一度相談してみましょう。

自宅で子どもの面倒を見てもらえるため、送迎の必要がないのがメリットです。ただし、自宅に家族以外の第三者を招き入れることになるため、盗難や子どもへの暴行などといったトラブルが起きないよう、信頼できるサービスを選びましょう。

大手かつ口コミに問題がないサービスを選ぶのはもちろん、自宅に監視カメラを付ける、近所の方にも「様子がおかしければ知らせてください」と話をしておくなどの対策をしくとよいでしょう。

まとめ

小学生の夏休みに共働き世帯はどう対応すべき?働き方や預け先について

共働き世帯の多くが、夏休みの子どもの預かり先に悩むことでしょう。夏休み直前にいきなり対応を考えるのではなく、事前に入念な準備をしておくことで、安心して夏休みを迎えられます。

お泊りの練習や預け先の調査など、本記事で紹介したことを参考に準備を進めましょう。また、普段から民間学童を使い、子どもに「家や学校以外の場所で過ごすこと」に慣れさせるのも効果的です。

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