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休み明けの「学校行きたくない」は黄色信号!不登校になる前の対策とは

夏休みなどの長期休み明けに、お子さんが「学校に行きたくない」と言い出した経験を持つ保護者の方もいらっしゃるはずです。実は「学校に行きたくない」という言葉の裏には、不登校に繋がりかねない不安要素が隠れています。本記事では、子どもが「学校に行きたくない」と言い始めた場合、どのように対応すれば良いかを解説します。ご家庭だけでの解決が難しい場合の相談先も紹介するので、ぜひ参考になさってください。

目次

1. 休み明けの「学校行きたくない」は不登校に繋がる3つの理由
1-1. 学校への不安が蓄積している
1-2. 生活リズムが崩れている
1-3. 親と離れるのが寂しくなってしまう
2. 長期休みから不登校にならないための対策
2-1. 生活リズムが崩れないようにする
2-2. 親子の会話を可能な限り増やす
2-3. 勉強する時間をつくり学校に行っている時とズレないようにする
2-4. 週に何度か学童に通い他人との関わりを作る

3. 子どもが学校に行きたくないと言い始めた際の相談先
3-1. 学校
3-2. 行政が運営する子育て相談窓口
3-3. 学童の先生
4. まとめ

1. 休み明けの「学校行きたくない」は不登校に繋がる3つの理由

休み明けの「学校行きたくない」は不登校に繋がる3つの理由

子どもが「学校に行きたくない」と言い出すのは不登校に繋がる兆候であるため慎重に対処しましょう。「うちの子に限ってそんなことはない」「単に面倒くさいだけ」と軽く見るのはおすすめできません。どのように「学校に行きたくない」という言葉が不登校に関係するのかを、詳しく解説します。

1-1. 学校への不安が蓄積している

勉強や友人関係など、学校生活に対する不安が蓄積していた場合、休み明けに憂鬱になり「学校に行きたくない」と言い出すことは往々にしてあります。

例えば、長期休みの直前に成績が良くなかったことをとがめられた、同級生とけんかしたなど、子どもにとってネガティブな出来事があった場合は要注意です。学校に行っている間はさほど気にならなくても、休みの間に不安が増幅し、不登校に繋がることがあります。

子どもの様子に日ごろから気を配り、不安や悩みを取り除くようにしましょう。

1-2. 生活リズムが崩れている

長期休みの間に生活リズムが崩れたことにより、登校時間に起きられなくなり、学校に行くことが困難になってしまう場合があります。学期が始まっても朝起きられない日が続き、何日も学校を休んでしまうと、学校に復帰することが難しくなり、そのまま不登校になってしまうことも考えられます。

これを防ぐためには、休みに入ったとしても、就寝時間と起床時間は学校があるときと変えないようにしましょう。生活リズムが狂わないので、休み明けも問題なく学校生活に馴染めます。

生活リズムの乱れは体調にも影響するため、保護者の方がコントロールできるようにしましょう。声掛けをしたり、予定表を作ったりすることも効果的です。

1-3. 親と離れるのが寂しくなってしまう

親と離れるのが寂しいという理由で学校に行くのを嫌がる子どももいます。頑張って学校に行ったとしても、ホームシックのようになって勉強に身が入らず、結局休みがちになってしまうかもしれません。

これを防ぐためには、長期休み中も適度に学校の友達や同年代の子どもと接する機会を作りましょう。学校で培った社会性を保つためにも重要なことです。

「長期の家族旅行に行って絆を深めたい」「家族だけでゆっくりと過ごしたい」と考える保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもにとっては、家族以外とコミュニケーションをとる時間を確保することも大切です。

2. 長期休みから不登校にならないための対策

長期休みから不登校にならないための対策

これまで説明した通り、長期休み明けに子どもが「学校に行きたくない」と言い出した場合、放っておくと不登校につながってしまう可能性があります。一度不登校になってしまうと、再び学校に行けるようになるまで時間がかかったり、再び登校することが困難になってしまったりすることが考えられます。そのため、長期休みをきっかけに子どもが不登校になってしまわないように、子どもが学校に行きたくない理由に応じた対策を取ることが大切です。

本章では、日常生活で取り入れることができる対策を紹介します。

2-1. 生活リズムが崩れないようにする

生活リズムを崩さないようにするには、長期休みの間も、できるだけ学校に行っているときと同じような生活をし、生活リズムが崩れないようにすることが重要です。

まずは早寝早起きを習慣づけましょう。夜更かしが増えたり、朝起きられない日が続いたりすると、生活リズムが崩れてしまいます。休み明けに子どもが困らないよう、こまめにチェックしましょう。

また、学校の時間割に近い生活をすることもおすすめです。昼食の時間や運動をするタイミング、学習時間など、できる範囲で学校の時間割に合わせて活動してみましょう。日中の生活リズムを整えると、就寝・起床の時間も大きく乱れることなく過ごすことができるはずです。

2-2. 親子の会話を可能な限り増やす

子どもと密にコミュニケーションを取ることで、些細な変化に気づけます。子どもと学校での出来事や不安が無いかを、日々の会話の中で聞いて、悩みを解消できるようにしましょう。

ただし、急に根掘り葉掘り聞いてしまうと、かえって話してもらえない可能性があります。
子どもが気軽に話せる雰囲気を作れるように、子どもの目線に立って話をすることが大切です。

また、子どもの意見が間違っていると感じた場合でも、大人の意見を押し付けることや、考えを否定することは避けましょう。
頭ごなしに否定してしまうと、子どもは本当のことを話してくれなくなり、助けを求められなくなります。まずは一度受け入れたうえで、建設的なアドバイスを心がけましょう。

2-3. 勉強する時間をつくり学校に行っている時とズレないようにする

学校の勉強についていけないなどの理由で不登校になることもありえます。

これを防ぐためには、1日10分でも良いので、勉強する習慣を身につけるようにしましょう。単に「勉強しなさい」というのではなく、具体的な目標を立てる、親も側で一緒に勉強するなど、子どもがやる気を出せる環境づくりが重要です。

学校とは違い、家庭では一人で勉強をすることになります。友達となら頑張れたとしても、一人ではやる気をなくしてしまう子どももいるはずです。

子どもの性格を見極め「どうすれば勉強を続けられるか」を考えたうえで、毎日少しずつでも勉強するようにしましょう。

2-4. 週に何度か学童に通い他人との関わりを作る

親に依存する状況を避けるには、同年代の子どもと関わることが効果的です。学校の友達と遊ぶのも良いですが、民間の学童が実施している長期休み向けのシーズナルスクールを利用することもおすすめです。初めて会う子どもと触れ合うことで社会性が身に付きます。

また、民間の学童では、英語やスポーツ、プログラミングなど、さまざまな体験ができるプログラムを実施しているところもあります。時間がたっぷりある長期休みを利用し、語学の習得や、長期休みならではの体験に挑戦するのも良いでしょう。

3. 子どもが学校に行きたくないと言い始めた際の相談先

子どもが学校に行きたくないと言い始めた際の相談先

子どもが学校に行きたくないと言い始めた場合、対応を誤るとかえって事態が悪化することも考えられます。自分たちだけで解決しようとせず、知識と経験のある第三者を頼ることも大切です。

万が一、一時的に不登校になってしまっても、第三者のアドバイスを聞くことで、早期に解決できる可能性があります。

利用できる相談先として、子どものことを客観的に見られる学校や学童の先生、多くの保護者の相談に乗っている行政の相談窓口などを紹介します。

3-1. 学校

学校の先生は保護者の次に子どもと触れ合っている時間が長い立場ともいえます。そのため、学校での様子や友人関係について深く理解しているはずです。

休み明けに子どもが「学校に行きたくない」と言い出した場合、先生なら理由がわかるかもしれません。「勉強に苦戦している」「クラス内で孤立している」など、学校生活に問題を抱えている様子がなかったか聞いてみましょう。

ただし、学校の先生に話をする前に、まずは子どもの話をじっくり聞きましょう。

文部科学省「令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要」によれば、最初に学校に行きづらいと感じ始めたきっかけとして「先生のこと」をあげた小学生は約30%に達しました。

「悩みを相談しても取り合ってくれなかった」など、実は子どもが先生に対し不満を持っている場合も十分に考えられます。まずは子どもの話をしっかりと聞き、そのうえで学校の先生に相談しましょう。

3-2. 行政が運営する子育て相談窓口

日本全国の市区町村役場には、行政が運営する子育て相談窓口があります。保健師や公認心理士などの資格を持つカウンセラーなどに悩みを相談することが可能です。

不登校やいじめなど、さまざまな悩みに対処してきた実績があるため、それぞれの子どもに合った適切な回答をしてもらえます。

ただし、混雑している窓口も多く、実際に相談できるまで時間がかかることも考えられます。あらかじめ予約をするか、時間帯を調整して訪問することをおすすめします。

3-3. 学童の先生

学童の先生も、子どもに関する悩みの相談先として適しています。さまざまな性格の子どもに接する立場であるため「こういう悩みは、このように対処すれば良い」という勘所を心得ているはずです。

また、学校の先生と学童の先生の両方に相談することで、さまざまな立場の意見を聞くことができ、子どもが抱える悩みを読み解く手掛かりになるかもしれません。

まとめ

休み明けの「学校行きたくない」は黄色信号!不登校になる前の対策とは

長期休み中は学校生活から離れてしまうため、遊び疲れや、生活リズムの乱れなどで心身のバランスを崩しがちです。その結果として「学校に行きたくない」という言葉を発する可能性があります。また、勉強や人間関係などで悩みを抱えての発言だった場合、原因を特定して早急に解決しないと、不登校に繋がりかねません。

「うちの子に限ってそんなことはない」「単に面倒くさいだけ」と軽視せず、学校に気持ちよく行けるよう適切な対処をしましょう。

長期休み中に生活リズムが乱れてしまうことや、同世代の子どもと遊ぶ機会が減ってしまうことが心配である場合は、民間の学童サービスの利用もおすすめします。長期休み向けに提供されているシーズナルスクールに通うことで、生活習慣を崩さずに休み期間を過ごすことができるはずです。

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