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共働きで子育ては大変!抱えやすい悩みと頼れる人・施設を紹介

子育てをしているとさまざまな悩みに直面します。特に共働き家庭では、仕事と子育ての両立に苦労するケースが多く、特有の悩みを抱える人も少なくありません。これらの悩みについて、どうすれば解決できるかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、責任感が強く、他人を頼れないという方に向けて、共働き時に頼れる人やサービスを紹介しています。

共働きが増える中、共働きのご家庭が抱えがちな悩みについても言及していくので、ぜひご参考にしてください。

目次

1. 共働きの家庭が抱えやすい子育ての悩み
1-1. 父親か母親どちらかに家事・育児の負担が偏る
1-2. 時短勤務をどちらが取るかで揉めてしまう
1-3. 学校や保育園からの呼び出しで仕事が進まない
1-4. 睡眠時間が取れず体調が安定しない
2. 共働きで子育てについて悩みやすい親の特徴
2-1. 責任感が強い
2-2. 夫婦間で悩みを共有できていない
2-3. 頼れるサービスを知らない
3. 共働きの家庭が頼れる人・施設
3-1. 祖父母
3-2. 学童・アフタースクール
3-3. 病児保育
4. まとめ

1. 共働きの家庭が抱えやすい子育ての悩み

共働きの家庭が抱えやすい子育ての悩み

内閣府「令和4年版 男女共同参画白書」によれば、令和3(2021)年において「雇用者の共働
き世帯」は1,177万世帯に達していました。これに対し「男性雇用者と無業の妻からなる世帯」は458万世帯にとどまっています。

つまり、共働き世帯は決して珍しくありません。それだけに「子育てと仕事の両立」に関する悩みを抱えるご家庭も増えています。具体的にどのようなことが悩みになるのかを詳しく解説します。

1-1. 父親か母親どちらかに家事・育児の負担が偏る

共働き世帯が悩みがちな問題の一つが「父親か母親どちらかに家事・育児の負担が偏ってしまう」ことです。特に、夫婦のどちらか一方が時短勤務を選択している場合、時短勤務を選択している側に負担が偏ってしまうのは珍しくありません。時短勤務を選択していない夫・妻が、仕事が忙しくほとんど家事・育児を分担しない(できない)こともあり得ます。

1-2. 時短勤務をどちらが取るかで揉めてしまう

共働きの場合、夫婦のうちどちらが時短勤務をするかをめぐってトラブルになることも考えられます。時短勤務(短時間勤務制度)は育児・介護休業法で認められた権利であり、3歳未満の子を養育している場合、誰でも取ることが可能です。申請をすれば夫婦二人で取ることもできます。

ただし、「仕事上責任があるポジションについている」「将来のキャリアに影響する」などの理由で時短勤務を選択しない人もいるのが実情です。この場合、どちらか一方が「今は育児に力を入れたいから時短勤務をしたい」と納得していれば特に問題はありません。しかし、双方が「時短勤務はしたくない」と譲らず揉めてしまうことは十分に考えられます。

1-3. 学校や保育園からの呼び出しで仕事が進まない

子どもが学校や保育園に行っている間に体調を崩すと、呼び出しがかかります。迎えにいくために仕事を中断しなくてはいけないため、思うように進められないことに悩む人もいるのが実情です。また、一度体調を崩すと、回復するまでは通学・登園はできません。看病するために有給を使うことになりますが、有給を使い切ってしまうと欠勤扱いになる点にも注意する必要があります。

1-4. 睡眠時間が取れず体調が安定しない

睡眠時間が取れず体調が安定しないのも、子育て中の共働き世帯が直面する悩みの一つです。そもそも、日本人の睡眠時間は他国に比べると短いといわれています。経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、日本の1日の睡眠時間は7時間22分とのことでした。調査に参加した33か国の平均が8時間25分だったため、1時間以上短いことになります。

子育て中の共働き世帯なら、7時間以下の睡眠時間で過ごしている人もいるかもしれません。仕事が終わっても子どものお迎えや食事の準備、翌日の通学・登園の準備など、やらなくてはいけないことがたくさんあります。やるべきことが終わらないからと睡眠時間を削らざるを得ない事情もありますが、慢性化してしまうと体調を崩し、仕事のパフォーマンスも低下するので注意が必要です。

2. 共働きで子育てについて悩みやすい親の特徴

共働きで子育てについて悩みやすい親の特徴

共働きで子育てをしているご家庭において、深刻な悩みを抱えるかどうかは、保護者の方の性格や考え方によって変わります。そこでここでは、共働きで子育てについて悩みやすい親の特徴を解説します。ご自身やパートナーに当てはまる部分がないか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

2-1. 責任感が強い

責任感が強い人は、何か問題が起きた場合に、自分たちだけで解決しようとする傾向があります。そのため、子育てについて悩みを抱えてしまうことも多くなるかもしれません。「親ならこのぐらいできて当たり前」「親として何が何でもやりとげなければ」と自分自身を追い込んでしまわないように注意しましょう。

自分たちでできることをやるという姿勢は素晴らしいですが、それを続けていくと疲弊してしまいます。周囲に頼れる人がいるなら、数時間でも子どもを預けて息抜きするのも、仕事と子育てを両立していくためには必要です。

2-2. 夫婦間で悩みを共有できていない

夫婦間で子育ての悩みを共有できていないことも、悩みが深くなる原因の一つです。特に、一方もしくはお互いが仕事で忙しく、夫婦で話す時間が不足していると「パートナーが悩みを抱えている」ことにすら気づけないかもしれません。悩みが深くなると夫婦関係の悪化にもつながりかねないため、要注意です。子どもにぎくしゃくしているところを見せてしまうと、発育にも悪影響が及びます。

なお、夫婦関係の満足度にはお互いが会話をする頻度も深く関係しています。国内大手広告代理店・リクルートが行った調査によれば、コロナ禍で夫婦関係満足度が上がった夫婦が実践していたことの一つが「1時間以上の夫婦二人での会話」です。子育ての悩みを共有し、夫婦関係を円満にするためにも、定期的に会話をする時間を設けてみてはいかがでしょうか。

2-3. 頼れるサービスを知らない

子育てにおいて悩みを抱えているにも関わらず、どこに頼ればよいかわからない状態に陥っているのも、負担が増える原因の一つです。子育てで悩んでいる人が頼れるサービスの代表例が学校や保育園ですが、実はそれ以外にも頼れる場所はたくさんあります。次の項で頼れる場所・人について詳しく解説するので、参考になさってください。

3. 共働きの家庭が頼れる人・施設

共働きの家庭が頼れる人・施設

「子育ては親がするものだから、誰かを頼ることはできない」と思っていませんか?共働きで子育てをする方が頼ることができる具体的な場所・人について、詳しく解説します。

3-1. 祖父母

「子どもの面倒をおじいちゃん・おばあちゃんに見てもらいたいけど、頼みづらい」と思っている人も一定数います。しかし、「祖父母は頼れない」と思っている人がいる反面、祖父母に当たる人が実は「頼られたい」と思っているケースも多いです。

第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部の調査によれば、調査に参加した人の約7割が「孫の世話は大変だが、娘や息子のためには引き受けるべきだ」という考え方を持っていることがわかりました。

なお、同調査では、参加した人の約8割が「子育ては、祖父母を頼らず、親自身で行うべきだ」という考えを持っているという結果も出ています。つまり、大半の祖父母は「基本的に子育ては親自身が行うべきだが、手伝える部分があるなら協力したい」という考えを持っていると考えられるでしょう。

言うまでもありませんが、祖父母に子ども(祖父母にとっては孫)の面倒を見てもらうのが常態化するのは好ましくありません。祖父母にもそれぞれの生活がある以上、あまりに回数が多いと過度な負担になりかねないからです。しかし、子育てと仕事の両立に悩んでいるなら、月に1回でもよいので息抜きのために預けてみてはいかがでしょうか。

3-2. 学童・アフタースクール

保育園や小学校からの降園・下校後に学童を利用することも、子育ての負担軽減になります。子どもの帰宅時間が遅くなり、仕事に集中しやすくなるうえに、保護者の方の休息時間も増やせるからです。

学童には、地方自治体および委託されたNPO法人などの団体が運営するサービスと、民間が運営するサービスの2種類があります。どちらも、放課後や夏休み、冬休みなどに保護者の代わりに子どもを預かり、遊びや学習、生活の場を提供するサービスですが、利用できる条件や、預かり時間等が異なります。

自治体やNPO法人が運営する学童は、「自宅での保育ができない家庭のために、子どもを預かる施設」です。そのため、利用にあたって、働いていることや、病気療養などの理由が必要になります。

これに対し、民間企業が運営する学童は、「放課後に学びや体験の場を提供する施設」です。保護者の方が働いているかどうかに関わらず、基本的に誰でも利用できます。

民間企業が運営する学童の強みは時間の融通が利くことでしょう。施設によっても異なるため一概には言えませんが、公的な学童の場合、預かってもらえる時間は18時から19時までの間であることが多いです。これに対し、民間企業が運営する学童・アフタースクールの場合、20時までなど遅い時間までの預かりにも対応してくれることがあります。急な残業が入ったり、息抜きのために立ち寄る場所があったりした場合にも安心して利用できるのが強みです。

3-3. 病児保育

病児保育とは、保育園や幼稚園に通園している子どもが、病気や病気回復期にあるなどの理由で集団生活ができない場合に、病児保育室で預かってくれるサービスのことです。病児保育室は地方自治体から委託を受けた保育園や医療機関内に設置されています。

病児保育について注意すべきなのは「体調不良になったら預けられる」わけではない点です。病児保育を利用するためには、事前に医師の診察を受ける必要があります。病児保育室を利用しても差し支えないと判断されたら、利用したい施設に予約をして利用するのが一般的な流れです。

常に利用できるわけではない点に注意する必要がありますが、どうしても仕事に行かなくてはいけない場合の手段として検討しましょう。

まとめ

共働きで子育ては大変!抱えやすい悩みと頼れる人・施設を紹介

共働き家庭では、仕事と家庭の両立など、さまざまな悩みがつきものです。どのような悩みに関しても言えることは「自分たちだけで抱え込んでも解決しない」ということです。まずは夫婦間で悩みを共有し、やるべきこと・やらなくてもよいことを洗い出しましょう。そのうえで、祖父母や学童・アフタースクールなど頼れそうな人・場所を上手に利用することをおすすめいたします。

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