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子どもが新学期疲れでヘトヘトに!疲労のケア方法と疲れにくい習慣を解説

「子どもが新学期が始まってから元気がない」
「新学期が始まってから朝起きるのが辛そう」
新学期ならではの疲れを抱える子どもの様子に悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか?
本記事では、新学期疲れの詳説や疲れのケア方法、疲れにくい習慣について解説しています。

お子さんの新学期疲れで悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1. 新学期疲れとは
1-1. 家での生活と学校での生活のギャップで疲れる
1-2. 人付き合いに疲れる
1-3. 勉強する習慣に慣れずに疲れる
1-4. 新学期疲れが続くことによる影響
2. 新学期疲れをケアする方法
2-1. 生活習慣を整える
2-2. ゲームやテレビの見過ぎに注意する
2-3. 子どもとの会話時間を増やす
3. 子どもが疲れを溜めない生活習慣
3-1. 長期休みでも普段と大幅に生活リズムを変えないようにする
3-2. 睡眠時間を長めに取れるようにする
3-3. 同年代の子どもと触れ合える時間を休み期間にもつくる
3-4. 勉強を習慣化する
4. まとめ

1. 新学期疲れとは

新学期疲れとは

新学期疲れとは、文字通り新学期を迎えた際に、生活の変化に対応しきれず、疲れてしまう状態を指します。
すぐに変化に対応でき、あまり疲れを感じないお子さんがいる一方で、敏感に感じとってしまい疲れてしまうお子さんもいるのが実情です。

また、新学期疲れによって体調不良を引き起こし、新学期早々休んでしまうことにもつながりかねないため、注意が必要です。
ここでは疲れの原因として考えられるものを3つ紹介します。

1-1. 家での生活と学校での生活のギャップで疲れる

家での生活と学校の生活とのギャップが新学期疲れの原因になることは往々にしてあります。
長期休み中に夜更かしをしたり、ダラダラ過ごしたりすることが多くなっていた場合、学校が始まっても本来の生活リズムをなかなか取り戻すことができず、疲れてしまうことが考えられます。

1-2. 人付き合いに疲れる

休み期間中に同年代の子どもと遊ばず、家族以外の他人と接する機会が極端に少なかった場合や、保護者が忙しく一人で過ごすことが多かった場合等も注意が必要です。
久しぶりに会った友達と何を話したらいいのかわからない、人に会うと気疲れしてしまう等、家族以外の他人と関わることに慣れるまで時間がかかってしまう子どももいます。

1-3. 勉強する習慣に慣れずに疲れる

長期休みで勉強する習慣がなくなっていることで、勉強する習慣に適応しきれず疲れてしまうことも、新学期疲れの原因になります。学校がある時期なら、授業や宿題、自宅学習で勉強を続けているはずです。しかし、長期休み中に勉強をする習慣がなかった場合、慣れていない状態から勉強を再開することになるため、どうしても疲れやすくなってしまいます。

1-4. 新学期疲れが続くことによる影響

新学期疲れが長期間続くと子どもの心身に甚大なダメージを及ぼすので注意が必要です。まず、疲れが溜まることで、子どもに以下のような不調が出てきます。

  • 集中力が続かない
  • いつもそわそわしていて落ち着かない
  • やる気がなくぼーっとしている
  • 不安を感じて焦っている
  • 憂鬱な気分が続く
  • よく眠れない
  • 朝から疲れていて覇気がない
  • ちょっとしたことでイライラする
  • 先生や友だちとコミュニケーションが取れない
  • 朝起きられない
  • 肩こりや頭痛がする
  • 吐き気や腹痛で食欲がない
  • 微熱やめまいや立ちくらみに悩まされる

このような不調が続くと、不登校の原因にもなりかねないため、注意しなくてはいけません。

なお、文部科学省が行った「令和2年度不登校児童生徒の実態調査」によれば、調査に参加した小学生のうち、27%が「身体の不調」を、26%が「生活リズムの乱れ」を不登校の原因として選択していました。

「そのうち治まるはずだから大丈夫」と過信するのではなく、なるべく早く元気になるようていねいにケアをしましょう。

2. 新学期疲れをケアする方法

新学期疲れをケアする方法

新学期疲れとは、いわば「長期休みの間と学校再開後で生活習慣や環境が激変すること」による疲れです。大人であっても、環境の変化により適応障害などの病気になる人は一定数います。このような事実からも、環境の変化がストレスに大きく影響することがわかるでしょう。

子どもの新学期疲れも、正しくケアをしないと疲労が取れなかったり、子どもの体調がますます悪化したりというトラブルにつながるため注意が必要です。ここでは、新学期疲れをケアする方法として、以下の3つを紹介します。

2-1. 生活習慣を整える

生活習慣を整えることは重要です。新学期疲れによるストレスを発散したいからと、夜更かしして遊んでしまう子どももいますが、睡眠不足や昼夜逆転生活が続くと、かえって疲れが溜まってしまいます。
米国国立睡眠財団によれば、6~13歳の学童は9~11時間は眠ったほうが良いとされています。個人差もあるので一概にはいえませんが、これよりも短いようなら早めに寝る習慣を付けたほうが良いでしょう。「6時に起きて21時に寝る」など、起床時間も併せてルールを決めて、コントロールすることが重要です。

また、朝ごはんを食べる習慣をつけておくことも大切です。長期休み期間中でも朝はきちんと起きて朝ごはんを食べるようにしておくと、学校が始まっても生活リズムを整えやすくなるでしょう。

2-2. ゲームやテレビの見過ぎに注意する

ゲームやテレビの見過ぎは、目に負担がかかるだけでなく、全身の倦怠感にもつながるので注意が必要です。大人でも、デスクワークでパソコンに向かう時間が長いと全身に倦怠感を感じがちになります。これは、前傾姿勢を続けることにより肩や腰の筋肉がこわばって血行が悪くなり、神経や筋肉が酸欠状態に陥るからです。

倦怠感からくる体調不良を防ぐため、ゲームのやり過ぎやテレビの見過ぎには気を付けましょう。ただし、テレビやゲームが好きな子どもであれば、節度を持って接することでストレス解消にもなります。親が一方的に制限するのではなく、「ゲームは1日30分まで」など、子どもと話し合いをしたうえで使い方を調整しましょう。

2-3. 子どもとの会話時間を増やす

子どもと会話をする時間を増やすことも、子どもの新学期疲れの軽減になるでしょう。大人でも、ストレスが溜まっているときに誰かに話を聞いてもらったり、悩みを相談したりすることで、気持ちが落ち着いたことがあるはずです。これはカタルシスと呼ばれる効果で、心理的な緊張を解くのにも役立ちます。

子どもにも、学校での出来事や、不安に思っていることがないかなどを聞いてみましょう。ただし、話を聞くときに重要なのは子どもの話を否定しないことです。大人でも、話を聞いてもらったり、悩みを相談したりしているときに「それはおかしい」「あなたはこういうところがダメ」などと否定されたら良い気分はしないはずです。意見を言いたくなっても、まずは一度子どもの話をしっかりと受け止めましょう。さらに、子どもが話したくないと言った場合は、一度様子を見守ることも重要です。無理やり話をさせようとすると、子どもが心を閉ざしてしまい、不信感を持ってしまうかもしれません。

3. 子どもが疲れを溜めない生活習慣

子どもが疲れを溜めない生活習慣

新学期疲れには、長期休みによる生活習慣の乱れも深く関係しています。そこで、生活習慣を崩さず、子どもが疲れにくい体を作るために重要なポイントを4つ紹介します。

3-1. 長期休みでも普段と大幅に生活リズムを変えないようにする

長期休みでも学校に通っている間と同様のスケジュールで過ごせば、1日が終わったあとの疲労度合いも大きくは変わりません。例えば、学校に行っているときは朝7時に起き、夜21時に寝ているというなら、休みの間も同様にしましょう。

学童や塾、習い事などの利用もおすすめします。民間企業が運営する学童保育では、長期休み向けのシーズナルスクールを開催していることも多くあります。決まった時間に通うことで生活習慣を整えられるだけでなく、長期休みの時間を生かして語学やプログラミングなどの学習に挑戦することができます。

3-2. 睡眠時間を長めに取れるようにする

新学期に入ると、ストレスから寝つきが悪くなることがあります。そのため、早めに寝室に入り、疲れを取る習慣を家族で作りましょう。また、質の良い睡眠をとるための工夫も重要です。日常生活に取り入れられる工夫をまとめたので参考になさってください。

  • 毎朝決まった時間に起こす
  • 朝はカーテンを開けて太陽光を十分に浴びる
  • 寝る前のスマートフォン、ゲーム、パソコンは避ける
  • 寝る1時間前くらいに入浴する
  • 部屋はできるだけ暗くする
  • 寝る前に絵本を読んだり話をしたりなどゆっくりくつろぐ

3-3. 同年代の子どもと触れ合える時間を休み期間にもつくる

長期休みの間でも、同年代の子どもと触れ合える時間を作りましょう。前述したとおり、休みの間に家族とばかり過ごしていた場合、新学期が始まると同級生との接し方に戸惑う子どももいます。
習い事をする、学童保育に通うなど、同世代の子どもがいる場所に通うことは、コミュニケーション能力の向上にも役立ちます。民間学童が開催している長期休み向けのシーズナルスクールでは、日替わりのアクティビティなどの特別なプログラムを用意していることも多くあります。ワクワクするような体験を通して、学校の友達とは違う仲間と多様なコミュニケーションを経験できるでしょう。

3-4. 勉強を習慣化する

前述したように、勉強する習慣から離れてしまうことも、新学期疲れと深く関係しています。自宅での学習の際は、以下の工夫をできるところから取り入れて取り組んでみましょう。

  • 子どもが落ち着いて学習できる環境や時間を見極める
  • 「毎日教科書や参考書を1ページ分勉強する」など具体的かつ小さな目標を作る
  • 得意科目から手を付ける
  • 毎日何をどれだけやったかを記録する
  • 目標を達成できたらシールを貼るなどモチベーション作りの仕組みを取り入れる

また、塾や学童保育型のスクールなどに通うことも、学習を習慣づけるための方法としておすすめです。英会話やプログラミング、理科実験など、子どもが興味を持つ分野のスクールを選ぶことで、楽しく学習を続けることができます。

まとめ

子どもが新学期疲れでヘトヘトに!疲労のケア方法と疲れにくい習慣を解説

新学期疲れは、学校に行っている間と休みの間の生活が大きく異なることが原因のひとつです。長期休みの間に学童に通ったり、生活を工夫したりして、新学期疲れを予防しましょう。

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学童保育としての特徴は、「子どもの気持ち」を重視して対応していることです。お子様が好きなレッスンを選べる仕組みをとっているため、好きなことを通じて生きた英語を身につけられます。公営の学童とは違い、どのようなご家庭のお子様も通っていただくことが可能です。

また、長時間ながら、ご利用しやすい料金設定となっており、ご希望の方には無料の送迎バスもございます。
ぜひ一度、無料体験レッスンにお申込みください。

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