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子どものコミュニケーション能力を高める方法とは?保護者がやってはいけないことも解説

コミュニケーション能力は大人だけではなく、子どもにとっても非常に重要な能力です。

友達を作る、学校の先生に意見を伝えるなど、誰かと接する機会がある以上、コミュニケーション能力は高いに越したことはありません。
本記事では、コミュニケーション能力の重要性や能力を上げる方法について解説しています。

あわせて、コミュニケーション能力の向上を阻害する、保護者がやってはいけないことも紹介しています。

子どものコミュニケーション能力を伸ばしたいと考えている方は、参考にしてみてください。

目次

1. コミュニケーション能力とは
2. コミュニケーション能力の重要性
2-1. 受験や就職活動などで役に立つ
2-2. 学校でトラブルを起こしにくくなる
2-3. 相手の気持ちがわかるようになる
3. 子どものコミュニケーション能力を上げる方法
3-1. 会話内に質問を盛り込む
3-2. アニメや映画などを通し語彙力を増やす
3-3. 話を聞くことを意識させる
3-4. 同年代の子どもと触れ合う時間を増やす
4. コミュニケーション能力を下げる、親がやってはいけないこと
4-1. 子どもの考えを先読みして決めつけてしまう
4-2. 子どもとの時間を作らずゲームや趣味などをする
4-3. ゲームやテレビの時間が過剰で会話の時間が無い
5. まとめ

1. コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは、ただ話すことが上手なだけではなく、相手の話をよく聞き相互理解を深める能力です。

そのため、口が達者であるだけでは、コミュニケーション能力が高い人とはいえません。
よく話を聞き、「相手が何をされたら嬉しいのか」を理解できる人がコミュニケーション能力が高いといえるでしょう。広く用いられている言葉で「話し上手は聞き上手」というものがありますが、これは「相手の関心事をくみ取ったうえで話を進めること」の重要性を表しています。

コミュニケーション能力が低いと、自分の意思を上手に伝えられないことがあります。言いたいことが伝わらないもどかしさから暴言や暴力につながってしまうこともあり、周囲の子どもや先生とのあつれきの原因にもなるので注意しましょう。

2. コミュニケーション能力の重要性

コミュニケーション能力の重要性

コミュニケーション能力は、子どもにとっても大人にとっても重要です。仲間や友達との会話だけでなく、受験や就職活動、取引先との交渉など、どんなシーンでも欠かせないスキルです。また、コミュニケーション能力が高いと、自分の考えを上手に伝えられるため、人間関係のトラブルも起こしにくくなります。

2-1. 受験や就職活動などで役に立つ

コミュニケーション能力は、受験や就職活動に役立ちます。面接の際に自分の考えや熱意をわかりやすく相手に伝えることができるため、面接官に良い印象を持ってもらうことができます。また、面接官が何を考え、どのような回答を求めているのかをきちんと理解できる力も、コミュニケーション能力の高さからくるものです。

幼少期からコミュニケーション能力を向上させるためのトレーニングをしておくと、大人になってもスムーズにコミュニケーションをとることができるでしょう。

2-2. 学校でトラブルを起こしにくくなる

コミュニケーション能力が高いと、対人関係のトラブルを起こしにくくなります。

特に幼少期は言葉で上手に気持ちを伝えられず、「なんで伝わらないんだ」「なんで聞いてもらえないんだ」というもどかしさから暴力や暴言を吐いてしまうことがあるため、コミュニケーション能力のトレーニングは重要です。

家庭内で暴力的な行動がみられたり、暴言を吐くようになっている場合、学校で自分の思いを周囲に伝えられていない可能性があります。まずは丁寧に子どもの話を聞いてあげましょう。
一方的に「乱暴や暴言はダメ!」と怒るのは望ましくありません。親に対し「自分の話をちゃんと聞いてくれない」と失望してしまいます。子どもが嫌だと思っていることや不満を持っていることをていねいに聞いた上で、暴力や暴言以外の方法で相手に気持ちを伝えられるように、子どもと一緒にコミュニケーション能力のトレーニングに取り組みましょう。

2-3. 相手の気持ちがわかるようになる

コミュニケーション能力が向上すると、相手の話をよく聞けるようになるため、相手の気持ちがわかる優しい子どもに育ちます。

前述したように、コミュニケーションにおいては、「話す」能力だけでなく「聞く」能力がとても重要です。相手の話を聞く力がないと「そもそも何を望んでいるのか」が正確に理解できません。話をきちんと理解せず、早とちりをして話を進めると「話を聞かずに見当違いな返答をしている」と相手に不快感を与える原因にもなります。

コミュニケーション能力の中でも「聞く力」を伸ばすことで、人の気持ちに寄り添った対応ができるようになるはずです。

3. 子どものコミュニケーション能力を上げる方法

子どものコミュニケーション能力を上げる方法

これまでお伝えした内容から、子どものコミュニケーション能力を上げたいと思う保護者の方は多いはずです。

一方で、コミュニケーション能力を上げたくても、何から取り組めば良いかわからないという方も多いでしょう。
本項では、そのような方に向けて、普段の生活に取り入れられる方法を解説します。

  • 会話内に質問を盛り込む
  • アニメや映画などを通し語彙力を増やす
  • 話を聞くことを意識させる
  • 同年代の子どもと触れ合う時間を増やす

3-1. 会話内に質問を盛り込む

会話内に質問を盛り込みましょう。会話内に質問を盛り込むことで、下記のようなメリットがございます。

  • 子どもの興味や関心を引き出す
  • 子どもの考えや気持ちを理解する
  • 子どもの思考力を促す
  • コミュニケーションを活性化する

子どもに質問をすることで、子ども自身が自分の考えや気持ちを整理することができます。また、親から質問を受けることで、子どもは自分が大切にされていると感じ、信頼関係を築くことができます。

3-2. アニメや映画などを通し語彙力を増やす

アニメや映画を通じて語彙力を増やすことも有効です。見過ぎるのは良くありませんが、適度な視聴時間であればコミュニケーション能力を高めるトレーニングにも役立ちます。

子ども向けの番組なら、年齢に合わせた言葉が使われているので、親しみやすいはずです。登場人物が使っていた言葉を使うようになるなど、新しい言葉を習得することにも役立ちます。選別は必要ですが、語彙力が養われそうなアニメや映画を積極的に見せると良いでしょう。

3-3. 話を聞くことを意識させる

「聞く力」を伸ばすには、普段の生活から意識させる必要があります。有効な方法のひとつが、子どもが自分の話ばかりしているときに指摘することです。
「なぜ話を聞かないといけないのか」「なぜ自分の話ばかりしてはいけないのか」を丁寧に説明すると伝わりやすいでしょう。

子どもにうまく伝えるポイントは、すぐにその場で伝えることです。後日「あの時こうだったからダメ」と言われても、子どもはいつの話をしているのかきちんと理解できず、効果が薄くなってしまいます。

3-4. 同年代の子どもと触れ合う時間を増やす

コミュニケーション能力を向上させるためには、家庭での練習も大切ですが、実践を繰り返すことも重要です。

学校では毎日同級生と会話をしますが、転校生が来た、クラス替えをしたなどの理由がない限り、新しい出会いは生まれません。

また、決まった友だちと話すことも多いため、慣れが生じてコミュニケーション能力の大きな向上は徐々に見込めなくなるでしょう。

そこで有効なのが、学校のクラスとは関係ないコミュニティに身を置くことです。これにより新たな人間関係を築くことができ、コミュニケーション能力の向上にも役立ちます。

例えば、民間企業が運営する学童や習い事などに参加すると、学校以外の友だちが作れるうえに、会話の実践的な練習にもなります。学童の先生に相談すれば、学校の先生とは違う視点でコミュニケーション能力を高める方法を教えてもらえるかもしれません。

4. コミュニケーション能力を下げる、親がやってはいけないこと

コミュニケーション能力を下げる、親がやってはいけないこと

親子間のコミュニケーションが適切にとれていれば、子どものコミュニケーション能力も高くなります。しかし、逆もまたしかりです。

子どもの発言をさえぎる、子どもとの時間をないがしろにするなどの行動は、コミュニケーション能力の低下につながりかねません。

子どものコミュニケーション能力に不安がある方は、思い当たる事がないか確認してみましょう。

4-1. 子どもの考えを先読みして決めつけてしまう

子どもは、大人と比較して語彙力や言語を整理する能力が高くないため、自分が話したいことを伝えるのに時間がかかります。しかし、時間がかかることに耐えられず、大人が結論を決めつけてしまうと、ほとんどの子どもは考えることをやめてしまいます。子どもの考えを先読みして決めつけることはせず、子どもが話し終わるのをじっくりと待ちましょう。

子どもの言葉を最後まで聞かずに決めつけてしまうと、子どもが自分の言いたいことを伝えられなくなるばかりか、「親は自分の意見を押し付けてくる」という不満を持つことにもつながってしまいます。

4-2. 子どもとの時間を作らずゲームや趣味などをする

コミュニケーション能力を磨くためには親子の対話が重要です。親が子どもとの時間を作らず、ゲームや趣味などに時間を使いすぎてしまうことは好ましくありません。また、子どもが話しかけてきても、別のことに夢中になって生返事になってしまうと、「親は自分の話を聞いてくれていない」と、話す気をなくしてしまいます。

親が自分の時間を持つことも大切ですが、過度に熱中しすぎて子どもとの時間をおろそかにしてしまわないように注意しましょう。子どもと離れて息抜きをする時間を確保したいという場合には、学童や習い事などの利用もおすすめします。

4-3. ゲームやテレビの時間が過剰で会話の時間が無い

逆に、子どもが趣味に没頭しすぎることも好ましくありません。ゲームやテレビの時間が長すぎて、親子の会話がほとんどなくなってしまうと、コミュニケーション能力に悪影響を及ぼします。

テレビやゲームは語彙力の習得に良い影響を与えることもありますが、「1日45分まで」など、ルールを決めて接するようにしましょう。また、親も一緒にテレビやゲームを楽しみ、子どもと感想を話し合うとより良いでしょう。お互いに言語化して伝えることで、コミュニケーション能力を伸ばすことにも役立ちます。

まとめ

子どものコミュニケーション能力を高める方法とは?保護者がやってはいけないことも解説

コミュニケーション能力は一朝一夕には育ちません。ただし、家庭内で意識して日常的に訓練することで、向上させていくことができます。
また、家庭内だけではなく友達との実践的な会話も重要であるため、学校や学童で同年代と触れ合う機会を多く持つことが有効です。
特に、新しい友達ができやすい学童ならば、人見知りの改善にも貢献してくれるでしょう。

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