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幼児教育において大切な事とは?大きな効果と選ぶポイントについて解説

幼児教育は、子どもの基本的な生活習慣や周囲の人間との協調性を育む、重要な役割を担っています。
そのため多くの保護者から注目されており、就学前の段階から幼稚園や習い事を検討する方もいらっしゃいます。
しかし自身の子どもにあった幼児教育にはどのようなものがあるのか、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、幼児教育の概要や自分の子どもにあった幼児教育の選び方について解説します。
子どものために積極的に幼児教育を受けさせたいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

目次

1. 幼児教育とは?
1-1. 幼児教育がなぜ必要なのか?
1-2. 幼児教育と早期教育との違い
1-3. 幼児教育の種類
2. 幼児教育が持つ効果
2-1. 子どもが持つ可能性が広がる
2-2. 知識や技能などの基礎が身につく
2-3. 人間性や社会性を身に付けることができる
2-4. 健康や体力の基礎が身につく
3. 幼児教育の大切なポイント
3-1. 年齢に合わせて取り入れる
3-2. 達成感が得られるようにする
3-3. 子どもの自主性を大切にする
3-4. 親子で一緒に楽しみながら参加する
4. 幼児教育の選び方
4-1. 通いやすい場所で選ぶ
4-2. 教育の内容から選ぶ
5. まとめ

1. 幼児教育とは?

幼児教育とは?

幼児教育とは小学校に就学するまでの0~6歳までの子どもを対象とした教育のことで、幼稚園(保育園)や家庭や地域社会といった、さまざまな場所における教育が含まれています。
子どもの発達に合わせて、複数の体験を通して子どもの好奇心や探求心を育み、心身の健やかな成長を促すことが目的です。
脳の発達が活発な時期によい刺激を与えることで、生きる力や興味関心を伸ばす効果が期待できます。

1-1. 幼児教育がなぜ必要なのか?

文部科学省でも「幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期である」としています。
なぜなら幼児期に経験した生活や遊びは、その後の安定した情緒を育むための土台になるためです。
さらに「幼児期における教育が、その後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものである」とも示されており、幼児教育の必要性が分かります。
幼児期は小学生以降の学習内容の理解につなげるために必要な下準備期間と考え、保護者は幼児教育に関心を持つことが大切です。

また保護者の方の中には「幼児教育は幼稚園(保育園)のみで十分なのではないか」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし幼稚園(保育園)は、集中的に幼児教育を行ってくれる施設というわけではありません。
保育園によって特徴や方針は異なるものの、ほとんどの保育園は保護者の代わりに子どもの生活習慣を指導することに力を注いでいます。
幼稚園は小学校に入学する前に教育を始めるための学校になりますが、内容は全国共通の教育課程に基づいています。

幼児教育は、独自のコンセプトに基づいて子どもの能力を伸ばしていくため、幼稚園(保育園)とは別に行っていくことが重要です。

1-2. 幼児教育と早期教育との違い

幼児教育と合わせて、よく聞くのが「早期教育」です。
幼児教育と同じと思われがちですが、目的が全く異なります。
幼児教育では生涯にわたる人間形成、学習の基礎づくり「自主性」「自立性」「主体性」を重視しています。
そのため、小学校で学ぶための基礎を身に付けることができるでしょう。
一方、早期教育は受験や専門的な技能習得を目指すものであるため、知識の習得や学習の先取りを主な目的としています。

1-3. 幼児教育の種類

幼児教育は、考え方や方法に正解はありません。
子どもに合った幼児教育を施してあげましょう。
幼児教育の歴史は古く、世界各国でさまざまな種類があります。
そこで日本でも行われている、代表的な幼児教育の種類を解説します。

【モンテッソーリ教育】
モンテッソーリ教育は100年以上の長い歴史があり、子どもが自らを育てる能力「自己教育力」を引き出し「生涯学び続ける自立した人間」を育てることを目的とした教育法です。
独自の知育教材や環境作りによって子どもの好奇心を引き出すことが、モンテッソーリ教育の特徴です。
教育者は子どもの年齢に応じて適切な支援を行います。

【シュタイナー教育】
シュタイナー教育も100年以上の歴史があり、一人ひとりの個性を尊重して個々の能力を最大限に引き出します。
「自由な生き方ができる人間」を育てることを根本的な考えとしており、学力の向上よりも人間形成を目的としているのも大きな特徴です。

【ヨコミネ式教育法】
ヨコミネ式教育法では、自立して生きていける力をつけるために「学ぶ力」「体の力」「心の力」の3つに重点をおいています。
子どもの自立を育むことが本質であり、将来トラブルに見舞われたときにもくじけない心が育まれるとされています。

【七田式教育法】
七田式教育法では、世界の未来を担う子どもたちを大きな志と奉仕の心を持ち自らリーダーシップを取れる子に育てることを目的としています。
子どもが、もともともっている可能性を最大限引き出すことに重点をおき、認めて褒める教育を実践しているのが特徴です。

【石井式教育法】
石井式漢字教育では「漢字かな交じり文」のオリジナル教材を用いて、子どもに毎日読み聞かせを行うことで自然に日本語の語感が身に付き、読解力、思考力を育むことができます。
絵本やカードを使って、遊びながら言葉や文字を記憶させていくことが、石井式教育法の特徴です。

2. 幼児教育が持つ効果

 幼児教育が持つ効果

幼児教育の必要性は、ご理解いただけたと思います。
しかし幼児教育が持つ効果は、どのようなものか知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
ここでは大きく4つの効果について解説します。

2-1. 子どもが持つ可能性が広がる

幼児期は脳の発達が著しく、感情面・人間関係においても急激に成長する期間です。
そのため、家庭での体験や子ども同士の遊びなどを通して興味や関心を持つ対象が増え、将来の可能性を広げることができます。
新たな価値観を知るために幼稚園(保育園)以外にも幼児教室などを活用すれば、子どものさらなる成長を促せるでしょう。
また子どもに合った幼児教育を行えば、自分の好きなことに対し積極的に参加し、好奇心の赴くまま貪欲に知識を求めていくようになります。
子どもが自らやりたいと思える環境で成長することは、今後の人生で大きなプラスとなるでしょう。

2-2. 知識や技能などの基礎が身につく

学校教育の初歩となる「数」や「言葉」を学ぶ幼児教育は、知識や技能はもちろん思考力・判断力・表現力といった能力を身につける土台となります。
さらに幼児教室などを利用すれば、スポーツ系や芸術系、英会話などの言語系といった家庭では得るのが難しいスキルを習得することも可能です。

脳が柔軟できわめて高い吸収力を発揮する幼児期に、語学やスポーツ、音楽などの専門性の高い情報や経験に触れると、スムーズにスキルを獲得し発達する傾向があります。
幼い頃からスポーツや英語に触れることで自然な形で親しむようになるうえ、自己表現力も身につきます。
そのため卒園後の小学校だけでなく、一生涯における学習全ての基礎が身に付く効果が期待できます。

2-3. 人間性や社会性を身に付けることができる

幼児教育は、子どもの思考力、想像力、判断力、集中力、感性などを育てます。
そのため自分で考えて行動できる力や、相手に自分を置き換えて考えられる他人を思いやる心、一つの物事に集中できる力など、豊かな人間性を育てることが可能です。

また自我が芽生えるのと同時に「ほかの子どもの存在」を知る時期です。
この時期にほかの子どもたちと積極的にコミュニケーションを取ることは、豊かな人間性の基礎を築くことにつながります。
もちろん幼児期を過ぎてからも、さまざまなことを経験するなかで身についていくものもあるでしょう。
しかし、幼児期のうちに身につけた能力や感性も大きく影響します。
幼児教室で、集団生活のルールや協調性も学ぶことができます。

2-4. 健康や体力の基礎が身につく

6歳までの期間は、大人の約8割程度までの神経機能が発達すると言われており、運動を調整する能力が顕著に向上する時期です。
この運動を調整する能力は、新しい動きを習得する際に重要な働きを担い、児童期以降の運動発達の基盤を形成するという重要な意味を持っています。
また遊びや身体を動かす活動によって、心肺機能を高めることができ、基礎体力が築けます。
さらに幼児期に運動習慣を身に付けると反射神経などが養われるため、けがや事故防止につながり、成人後の生活習慣病の抑制にもつながるでしょう。

3. 幼児教育の大切なポイント

幼児教育の大切なポイント

幼児教育には、さまざまなメリットがあります。
ここでは大切なポイントを4つご紹介します。
子どもの能力を効率的に伸ばしてあげるためにも、参考にしてください。

3-1. 年齢に合わせて取り入れる

幼児といっても、年齢によってできることは大きく異なります。
また子どもの成長過程には個人差があるので、成長具合に応じた教育を行うとよいでしょう。
幼稚園や幼児教室では年齢に合わせた内容で学べるように設定されていますが、自宅で教材や知育玩具を使って幼児教育をする場合は、年齢に合ったものを選ぶことが大切です。

【1歳頃】
・歩く、走るなど運動の基礎ができ、指差しや簡単な言葉のやり取りができる
・全身を使って遊ぶ、絵本の読み聞かせなどをするとよい

【2歳頃】
・両手をうまく使えるようになり、積み木遊びが上手にできる
・粘土やはさみなどの道具を使った作業を始める

【3歳頃】
・花や虫などに興味を示すようになる
・野菜を育てさせる、小動物に触れさせるなど、自然と関わる機会を作るとよい

【4・5歳】
ルールを守ったり、自分の考えを言葉で伝えられるようになる。

読み書きや数字への関心が高まるため、子どもの様子を見ながら一緒に書いてみるのもよい。

3-2. 達成感が得られるようにする

物事をやり遂げたときの達成感や成功体験は、自信や意欲を向上させます。
そのため子どもが何かに成功したり経験を積んだりしたときには、保護者も一緒に喜び褒めることが大切です。
1つ達成すると別のことにも挑戦したくなるなどの好循環を生み出すため、幼児教育をする際には子どもが達成感を感じられるような工夫が必要です。
ただし、達成にかかる時間が長すぎると挫折しやすくなるため、短期でできる内容を選びましょう。
褒めるときには人と比較しないこと、達成後すぐに褒めることが大切です。

3-3. 子どもの自主性を大切にする

子どもの自主性がなければ、幼児教育の効果が小さくなってしまいます。
「やりたい」という意欲や「ああなりたい」という憧れを持って、子どもが主体的に取り組むことが自主性を育てるポイントです。
また楽しめなければ、集中力も身につきません。
そのため保護者は子どもが興味を持つような内容を優先し、尊重することが大切になります。

効果的な幼児教育でも無理強いすると、子どもの意見を否定することになるため、あくまでも保護者は手助けするスタンスが重要です。
子どもと一緒に考え、保護者の意図する方向に誘導しないように気を付けましょう。

3-4. 親子で一緒に楽しみながら参加する

幼児教育と聞くと、子どもが中心というイメージが強い方が多いでしょう。
しかし実際には保護者と「一緒に楽しんだ」という喜びが、子どもの興味を広げるきっかけになることも多くあります。
子どものみにやらせるのではなく、親子で一緒に楽しみながら学んでいくとよいでしょう。
ただし、子どもが楽しみながら挑戦していくことが大切になるため、自主性を重んじて過保護にならないように気を付けることが必要です。

子どもがおもちゃなどを使う際に、先回りして正しい使い方を教えてしまうなどの行動は、過保護になっています。
子どもに思うような結果が見えないと心配になってしまうかもしれませんが、成長速度には個人差があるため気長に見守るようにしましょう。

4. 幼児教育の選び方

幼児教育の選び方

幼児教育といっても多くの種類があり、目的や内容も異なります。
そのため幼児教育に興味があっても、どのように選べばよいのか分からない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは幼児教育の選び方について、ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

4-1. 通いやすい場所で選ぶ

幼児教育を行う場所としては「自宅」と「幼児教室」があります。
自宅で教育を行う場合は、豊富な種類の教材のなかから、家庭の方針や保護者・子どもの好みによって自由に選べるのが大きな特徴です。
また都合の良いタイミングで行えるため、出かけるための準備をする必要もなく、慣れた環境でのびのびと楽しめる点もメリットといえます。
幼児教室に通わせる場合は、蓄積されたノウハウや最新の情報に基づいた教育が受けられるでしょう。

また社会性や協調性を伸ばしやすい点も教室に通うメリットです。
ただし教室によって教え方や方針、カリキュラムなどが異なるため、見学や無料体験などを経て、子どもに合っているところを選ぶようにしましょう。

4-2. 教育の内容から選ぶ

幼児教育は、知育や語学、音楽やスポーツなど多くのジャンルがあります。
知育系の教育は、読み書きや数字などの基本を学べます。
語学系の教育は、バイリンガルの講師と一緒に過ごすなどして、子どもの語彙を増やしたり、語学への苦手意識を払しょくしたりと、国際化社会でも活躍できる能力の基礎を学べる場となります。
スポーツ系の教育では、水泳や体操などが代表的です。
これらの種目は子どもの技能を高めてくれるだけでなく、身体能力向上や健康的な体づくりもできます。

音楽系の教育では歌唱やダンスといったスキルのほかに、幼児期にしか獲得できない絶対音感を身につけられるチャンスがあります。
それぞれのジャンルの特徴や子どもに合っているか、伸ばしたい能力を考慮して、ジャンルを選ぶようにしましょう。

まとめ

幼児教育において大切な事とは?大きな効果と選ぶポイントについて解説

子どもが生きるために必要な力の土台を養うのが、幼児教育です。
また、さまざまな種類があり、それぞれに特徴や教育内容の違いがあるため、子どもに合っているものを選びましょう。

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