小学生が放課後に遊ぶ友達がいないのは問題なし!保護者の方がすべきことを解説
小学生の子どもが放課後に遊ぶ友達がいないことに対して、悩みや不安を感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、子どもが放課後に友達と遊ばないのは子どもにとっての理由もあるため、一概に問題があるとはいえません。
この記事では小学生に放課後遊ぶ友達がいなくても問題ない場合もあることや、遊ぶ友達がいない理由、保護者の方が考えるべきサポートについて解説します。
小学校以外の場所で、子ども同士で交流する方法も紹介するので、子どものコミュニケーション力を伸ばしたいとお悩みの保護者の方にもおすすめの内容となっています。
この記事を参考にしていただくことで、子どものコミュニケーション力や協調性を伸ばすことにもつながります。
目次
1. 小学生に放課後遊ぶ友達がいないことが「問題」だとは限らない
2. 小学生が放課後に遊ぶ友達がいない|考えられる4つの理由
2-1. マイペースに過ごすのを好む性格をしている
2-2. 内向的で物静かな性格をしている
2-3. 放課後を心身のリフレッシュの時間として使っている
2-4. 友達が習い事や学童を利用している
3. 放課後に遊ぶ友達がいない小学生へ保護者の方が考えるべきサポート
3-1. 周囲の子どもと比較せずに見守る
3-2. 子どもの話を聞いてアドバイスする
3-3. 子どもの好きなことや得意なことを見つける
4. 放課後に遊ぶ友達がいない小学生はコミュニケーション力が育たない?
5. 小学校以外に子ども同士で交流する3つの方法
5-1. 学童を利用する
5-2. 公園・児童館で遊ぶ
5-3. 習い事に通わせる
6. まとめ
1. 小学生に放課後遊ぶ友達がいないことが「問題」だとは限らない
子どもが、放課後に遊ぶ友達がいないとき保護者は不安を抱きがちですが、必ずしもそのことが「問題」であるとは限りません。いじめやトラブルが生じている場合には早急に解決をしなくてはなりませんが、理由があって子どもが友達と一緒に遊んでいないことも考えられるためです。
保護者の方は、子どもが放課後に友達と遊んでいないときには、まずその原因や理由を考える必要があります。そして、理由を理解したうえで、保護者として適切な対処をすることが重要です。
必ずしも友達がいないことが「問題」であるとは限らないため、冷静に対応を考えましょう。
2. 小学生が放課後に遊ぶ友達がいない|考えられる4つの理由
小学生の子どもが放課後に遊ぶ友達がいないとき、主に考えられる理由が4つあります。まずはお子様の様子と照らし合わせて、これら4つの理由のなかでどれに該当するのかを確認してください。
2-1. マイペースに過ごすのを好む性格をしている
マイペースに一人で過ごす時間を楽しんでいる場合があります。ゲームをしたり、ノートにイラストを描いたりするなどの遊びは、一人でマイペースにやるからこそ楽しめる場合もあるでしょう。学校では友達と遊んで、放課後には一人で遊ぶといったように、子どもが自分自身のやりたいように時間を使い分けている可能性もあります。
マイペースに自分の時間を楽しみたい子どもは、友達と遊ぶように強制されたり、友達と遊ばない理由を問われたりするとストレスを感じるかもしれません。子どもの性格を考慮して、友達と一緒に遊ぶのが好きなのに遊ぶ友達がいないのか、一人で遊ぶのが好きなのかを判断して、理解してあげるのも大切です。
2-2. 内向的で物静かな性格をしている
子どもの性格が内向的であるために、放課後に自分から友達を誘えなかったり、遊びの輪に入れなかったりするケースも考えられます。日頃から物静かな性格をしている子どもは、友達側にとっても声をかけるタイミングを図りづらく、一緒に遊ばないままになってしまうこともあるでしょう。
このとき保護者が確認すべきことは、子どもの内向的な性格がうまれつきのものであるか、何かの原因で後天的に生じたものであるかのどちらであるかということです。転校や友達とのトラブルなどによって消極的な姿勢になっている場合は、子どもがストレスを感じている可能性があります。しかし、生まれつき内向的な性格である場合には、きっかけさえあれば友達と放課後に一緒に遊ぶようになるでしょう。
2-3. 放課後を心身のリフレッシュの時間として使っている
子どもが学校生活や家庭での日常生活に疲れて、放課後に友達と遊ぶ元気をなくしている場合も考えられます。この場合、子どもが仲の良い友達と遊ぶよりも、心身を回復するために、自分の部屋でゆっくり過ごすことも考えられます。このとき、保護者が気をつけなくてはならないのは「外で遊んできなさい」「習い事を増やすよ」などと子どもに対して声がけをしないことです。子どもに無理に活動させようとすると、子どもの心身を回復する時間がなくなりかねません。子どもの性格や様子に合わせて、家でゆっくりと過ごす休息時間を与えるのも大切です。
2-4. 友達が習い事や学童を利用している
仲の良い友達が忙しくて遊ぶ時間を確保できないために、放課後に遊ぶ友達がいなくなることも考えられます。例えば、友達が学童を利用している、習い事で忙しいなどの理由が挙げられます。厚生労働省の「2.子どもの生活の状況」によると、習い事をしている小学生の割合は、全体の87.7%です。習い事以外にも、スポーツなどの課外活動や児童館、学童保育の利用などによって友達と遊ぶ時間が取れなくなる子どももいます。さらには、習い事を掛け持ちする子どもも少なくありません。
こうして学校の友達との生活習慣にズレが生じる場合、子どもが放課後に一緒に友達と遊べなくなる場合があります。
3. 放課後に遊ぶ友達がいない小学生へ保護者の方が考えるべきサポート
小学生が放課後に遊ぶ友達がいないのは、一人で遊ぶのが好き、友達が忙しいなどの理由が挙げられます。子どもに遊ぶ友達がいないのを不安に感じる保護者の方は、子どもに対してどのような対応をするとよいのでしょうか。ここでは、放課後に遊ぶ友達がいない小学生へ保護者の方がするべきサポートをご紹介します。
3-1. 周囲の子どもと比較せずに見守る
保護者の方が子どもに対して「他の子は外で遊んでいるよ」「どうして放課後に友達と遊ばないの」などという声かけをすると、子どもを追い詰めてしまったり、返答に困らせてしまったりすることがあります。そのため、保護者の方は周りの子どもと比べることをせず、そっと見守ることが大切です。
前述の通り、友達と遊びたくても事情があって遊べない子どもや、そもそも友達と遊ぶのが好きではない子どももいます。また、小学校低学年の場合、友達よりも親と一緒にいたい子どもも多くいます。放課後に友達と遊ばないのは悪いことだと子どもが思い込んでしまわないよう、子どもの気持ちを尊重し、時には優先してあげることも大切です。
3-2. 子どもの話を聞いてアドバイスする
友達とのトラブルなどが原因で、放課後に友達と遊んでいないケースもあります。その場合は、学校での出来事や悩んでいることを子どもに聞いて助言するとよいでしょう。たとえば、友達と喧嘩してしまったという場合には、まずは子どもの辛さや悲しさに共感し、その次に「どうすれば喧嘩をせずに済んだのか」「友達にどのように謝るとよいのか」などを一緒に考えてアドバイスしましょう。必要に応じて子どもと一緒に謝りに行く選択肢もあります。
友達とのトラブルだけでなく、友達の誘い方がわからないという悩みも考えられます。その場合も、まずは子どもの悩みに共感し、その次に友達を誘う方法を子どもと一緒に考えてみることをおすすめします。
子どもからなかなか話を聞けない場合は、担任の先生に学校での様子を聞いてみるのもよいでしょう。先生に話を聞くことで、保護者の方の前では見せない子どもの一面を知ることができるかもしれません。
3-3. 子どもの好きなことや得意なことを見つける
放課後の過ごし方は、友達と遊ぶことだけが最良というわけではありません。子ども自身が好きなことや得意なことを見つけて、それを伸ばすことに放課後の時間を使うのもよいでしょう。たとえば、絵を描くことが好きな子どもには絵画教室、人と話すことが好きな子どもには英会話教室というように、子どもが進んで取り組めるような習い事を始めてみるのがおすすめです。まずは、子どもが普段自ら進んでやっていることや、周囲からよく褒められることに目を向けて、子どもが好きなことや得意なことを見つけましょう。
また、子ども自身に好きなことや得意なことがあると自信になり、子どもの成長につながりやすくなります。内向的で放課後なかなか友達を誘えないという子どもも、自信を持つことで、自分から友達に声をかけられるようになるかもしれません。
4. 放課後に遊ぶ友達がいない小学生はコミュニケーション力が育たない?
放課後に遊ぶ友達がいなくても大きな問題でない場合もあることや、保護者の方がするべきサポートはわかっても「友達と遊ばないと子どものコミュニケーション力が育たないのでは」と心配する保護者の方もいるでしょう。確かに、コミュニケーション力や協調性は、今後の子どもの人生において必要なスキルです。例えば、社会人として働く場合、一人だけで完結する仕事は少なく、チームで何かを成し遂げる仕事や人と話す職種が多くなります。また、社員を採用する際、多くの企業が候補者に期待するスキルの中で、コミュニケーション力が重視されていると言われています。今後の人生において長い期間を占める仕事で必要なコミュニケーション力や協調性を、小学生のうちから育てておくのは大切です。
コミュニケーション力を身に付ける方法は、放課後に学校の友達と遊ぶこと以外にも多くあります。学童や習い事に通うことも、コミュニケーション力の向上につながる方法の一つです。学童や習い事には、同じ学校・同じ学年の子どもだけでなく、違う学校の子どもや、多様な年齢の子どもが集まっている場合もあります。学校の友達とは違う話題や遊び方、他年齢との関わり方を経験することで、コミュニケーションスキルの幅も広がることが期待できるでしょう。
5. 小学校以外に子ども同士で交流する3つの方法
子どものコミュニケーション力を向上させたいとお悩みの保護者の方もいるでしょう。ここでは、小学校以外に子ども同士で交流する方法をご紹介します。子ども同士で交流を深めると、コミュニケーション力や協調性が磨かれるため、ぜひ参考にしてください。
5-1. 学童を利用する
小学校以外に子ども同士で交流するには、学童を利用するのがおすすめです。学童では、同学年の子どもだけではなく、幅広い学年の子どもと一緒に遊んだり一緒に課題に取り組んだりする機会を得られます。年下の子どもに勉強を教えたり、年上の子どもに教えてもらったりすることで、同い年の友達と過ごす時間が多い学校では味わえない体験ができ、新たな気づきや学びの場となります。また、学童を利用する友達と遊べる、違うクラスの子どもと友達になれるなどの点もメリットです。
5-2. 公園・児童館で遊ぶ
保護者の方と一緒に公園や児童館に行くことも、子ども同士で交流する機会を得られる方法の一つです。公園や児童館には地域の子どもが多く集まっています。中には、学校であまり話をしたことのないクラスメイトとばったり出会って、それをきっかけに親しく遊ぶ友達になることもあるでしょう。子どもは些細なきっかけで友達と仲良くなれることがあります。公園や児童館でできた友達は、遊べる場所や時間などの条件が近いことが多いため、次に遊ぶ約束もしやすいでしょう。
5-3. 習い事に通わせる
子ども同士の交流を深めるには、習い事に通うことを検討するのもよいでしょう。子どもに限ったことではありませんが、習い事は友達作りをしやすい場所です。同じ課題に取り組んだり、興味が似ていたりするため、自然に共通の話題ができます。また、チームで同じ目標に向かって取り組むことで団結力が生まれたり、仲間同士で切磋琢磨し合うことで子どもの成長が顕著になったりします。何かを成し遂げた経験や努力した経験は、今後の人生において役に立つでしょう。
まとめ
小学生が放課後に遊ぶ友達がいなくても、保護者が心配する必要がない場合があります。保護者の方は、まず子どもが友達と一緒に遊ばない理由を確認しましょう。もし、子どもの性格が内向的だったり、友達が忙しかったりして一緒に遊べていない場合、学童や習い事を利用することで子ども同士の交流の場を持てる可能性があります。
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