学童で出るおやつの量は?食べすぎの心配や提供方法について解説
学童を検討し調べていて、おやつについて気になったという方は多いのではないでしょうか。
「学童のおやつはどうやって決められているの?」や「食べ過ぎないか心配」といった、懸念点を抱える方に向けて、学童で出るおやつについて解説します。おやつの目的や保護者の方の疑問、提供方法についてもお伝えするので参考にしてみてください。
目次
1. 学童のおやつの目的
1-1. 夕飯までの空腹を落ち着かせる
1-2. リラックス
1-3. 栄養補給
1-4. おやつを通じたコミュニケーション
2. 保護者が抱える学童のおやつへの疑問
2-1. 食べ過ぎて夕飯が食べられなくなるのではないか
2-2. 提供しているおやつは身体に悪い影響はないか
2-3. どのようなおやつが出るのかわからなくて不安
3. おやつの提供方法
3-1. 市販のおやつ
3-2. ビュッフェ方式
3-3. 手作りのお菓子
3-4. 子どもトワイライトステイ
4. 学童のおやつ代
5. 学童のおやつを出してもらう際の注意点
5-1. アレルギーの有無を伝える
5-2. 苦手な食べ物を伝える
6. まとめ
1. 学童のおやつの目的

学童ではおやつが出ます。このおやつがどのような目的で出されるものかについて解説します。
おやつが出される目的のほか、どのような効果があるのかについても具体的にお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
1-1. 夕飯までの空腹を落ち着かせる
おやつには、夕飯までの空腹を落ち着かせるという意味があります。小学校では昼食として給食やお弁当を食べますが、夕飯までに長い時間が空いてしまいます。そのため、家に帰っても保護者の方が居ないお子様は、お腹がすいてしまうでしょう。子どもの元気がなくなることや、不機嫌になってしまうことを防ぐために、夕飯までのつなぎとしておやつが出されます。
1-2. リラックス
おやつを食べることは、子どもにとってリラックスにつながります。子どもにとって、小学校で1日授業を受けた後に学童で遊び、保護者の帰りを待つのは少なからずストレスのかかることです。おやつを食べることは良い気分転換になり、ストレス解消にもつながります。
1-3. 栄養補給
学童によっては、栄養に配慮したおやつを提供していることがあります。子どもの場合、朝食・昼食・夕食だけで必要なエネルギーや栄養素を補い切れるとは限らないといわれています。おやつは、足りないエネルギーや栄養素を補うための補食として重要な役割を果たしています。
1-4. おやつを通じたコミュニケーション
おやつを通したコミュニケーションから生まれる効果も、学童でおやつが提供される意味のひとつとして考えられています。友達と同じものを食べて、「これおいしいね」などと会話をすることで、共感する力を育てることが期待できます。
2. 保護者が抱える学童のおやつへの疑問

学童でおやつが出ることに対し「食べきれる?」「身体に悪いものは出ない?」など、心配なさっている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、過度に心配し過ぎる必要はないでしょう。ここでは、比較的多く寄せられる学童のおやつへの疑問をいくつか取り上げ、回答していきます。
2-1. 食べ過ぎて夕飯が食べられなくなるのではないか
「おやつを食べ過ぎて、家で夕飯が食べられなくなるかも?」と思われるかもしれません。通常は夕飯に影響しないよう、スタッフが適切な量になるよう調整し提供しているので、そこまで心配する必要はないでしょう。
ただし、どの程度の量なら夕飯に響かないかは、一人一人違いがあります。登校当日の体調によって変わることもあるでしょう。夕飯に影響していると感じる場合はスタッフに相談し、量を調整してもらいましょう。
2-2. 提供しているおやつは身体に悪い影響はないか
「身体に悪いおやつを出しているのでは?」と心配する保護者の方もいらっしゃるかもしれません。健康に配慮したおやつを出しているかどうかについては、気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
不安に思われる保護者の方は、無料体験ができる学童もありますので、一度訪れてみて、直接見て、気になる点などを聞いてみると良いでしょう。
なお、具体的にどのようなおやつが出るかは、個々の学童により異なるため、後の章で詳しく解説します。
2-3. どのようなおやつが出るのかわからなくて不安
「おやつが出るといっても、いつどのようなおやつが出るの?」と考える保護者の方もいらっしゃるでしょう。学童によっては、紙やメール、サイトなどでおやつ表を提供していることがあります。また、おやつ表を提供していなかったとしても、スタッフはスケジュールを把握しているので、相談すれば教えてくれるはずです。「この日はどのようなおやつが出る予定ですか?」と気軽に聞いてみましょう。
3. おやつの提供方法

既に触れたように「具体的にどのようなおやつが出るの?」と心配なさっている保護者の方もいらっしゃるでしょう。学童によって出されるおやつはさまざまですが、大まかには以下の3パターンに分けることができます。
3-1. 市販のおやつ
公立学童の場合、市販のおやつが出されることが多くなっています。市販のおやつに対してネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、衛生面でのリスクが低く、持ち帰りもしやすいというメリットがあるため、広く提供されていると考えましょう。
基本的には身体への悪影響が少ないものが出されますが、例としてよく出るものをいくつか紹介します。
- スナック菓子、おせんべいなど個包装のお菓子
- 洋菓子(クッキー、ビスケット、チョコレートなど)
- 和菓子(ういろう、団子、まんじゅうなど)
- 軽く食べられるもの(チーズ、茎わかめ、かまぼこなど)
- 菓子パンやドーナツ
- 乳酸飲料やパックのジュース
- 飴やキャラメル
- ゼリー、プリン、ヨーグルト
これ以外にも、クリスマスの時期にはクリスマスケーキ、春には桜餅など、行事や日本古来の風習を意識したお菓子が出されることもあります。食を通じて季節を感じることも重要な体験になるためです。
3-2. ビュッフェ方式
ホテル内のレストランなどで行われているビュッフェのように、おやつを数種類用意して子どもに選んでもらうスタイルを採用している学童もあります。子どもにとっては「自分の好きなお菓子が選べる」楽しみを味わえる形式です。
学童によっては、毎回は難しいということで「2週間に1回」など、スケジュールを決めているところもあります。ビュッフェ形式だと食べ過ぎるんじゃないかと気になる保護者の方は、一度問い合わせてみると良いでしょう。
3-3. 手作りのお菓子
手作りのおやつを出している学童もあります。
学童の施設内で作るおやつを提供する場合、食品衛生法に基づく届け出が義務付けられています。
特例として、調理師実習であれば届出は不要とされていますが、施設のホームページ等で紹介されている場合は届出済と判断してよいでしょう。
届出について気になる場合、食品衛生責任者(栄養士や調理師、食品衛生管理者等の資格保有者)の配置が義務付けられているため、在籍の有無を確認するとより安心です。
提供される手作りおやつとしては、パンケーキやクッキー、手作りパンなどが挙げられます。
4. 学童のおやつ代

学童では、基本利用料や延長利用料に加えて、おやつ代を支払う必要があります。具体的な金額は個々の学童によって異なりますが、おおよそ数千円程度と考えましょう。一般的に、手作りおやつが多い学童は、材料費がかかるため、市販のおやつがメインの学童と比較するとおやつ代が高くなる傾向があります。
また、昨今の物価高上昇により値上げを想定している学童も少なくないため、おやつ代が気になる保護者の方は事前に確認し比較をすることをおすすめします。
5. 学童のおやつを出してもらう際の注意点

おやつは子どもにとって楽しみのひとつになりえますが、状況によってはトラブルにつながることもあるので要注意です。学童側でも十分な配慮は行っていますが、保護者の方においても以下の2点について対応していただくことをおすすめいたします。
5-1. アレルギーの有無を伝える
苦手な食べ物以上に注意すべきなのが、食物アレルギーの有無です。救急搬送が必要なほどの重篤な症状を引き起こすこともあるため、必ず情報を共有しておきましょう。なお、厚生労働省「放課後児童クラブ運営指針」によれば、学童への受け入れ時には、すべての子どものアレルギーの有無を利用開始時までに調査しなくてはいけません。
以下の事項について確認がなされるはずなので、保護者の方は事前にメモにまとめておくことをおすすめします。
- アレルギー症状を起こす食品や現れる症状
- 家庭での対応状況
- 学校での対応状況
- 医師の指示
また、学童によってどの程度まで食物アレルギーに対応できるかはさまざまです。別のおやつ(代替食)を出してくれることもあれば、食べても問題がないおやつを家庭から持参する形をとることもあります。希望する学童ではどのような対応になるのかを確認しておきましょう。
5-2. 苦手な食べ物を伝える
子どもにどうしても苦手な食べ物がある場合、学童内でのトラブル回避のためにも事前に伝えておきましょう。苦手な食べ物が出されたことがきっかけで不機嫌になってしまった場合、急遽お迎えに行かなくてはならなくなることもあるかもしれません。安心して子どもを学童に預けるためにも、この点には注意が必要です。
まとめ

おやつは、子どもの空腹を和らげるだけでなく、精神的な負担の軽減にもつながります。学童によって、おやつの種類や提供方法が異なるため、説明会や問い合わせ時に確認してみましょう。
また、一口に学童といっても、今回取り上げたおやつの種類・提供方法を含め、さまざまな個性があります。子どもの個性や興味に学童の方針が合っていることや、通いやすいことなどを重視して、学童を選ぶことが大切です。
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