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子どもの勉強嫌いを直すには?やってはいけない保護者の行動とおすすめの勉強法

「子どもが勉強嫌いで困っている」
「子どもが家で勉強せず、言っても聞かないので心配」
など、子どもの勉強嫌いに悩む保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強嫌いはやがて成績の低下につながる可能性があります。成績が落ちると自分が否定されたように感じ、目に見えてネガティブになってしまう子どももいるので注意しなくてはいけません。

このような状況を避けるためには、子どもを勉強嫌いにさせないことが重要です。しかし、勉強嫌いになる理由には、家庭や勉強法など様々なものが考えられるため、要因ごとに適した対処法を取る必要が出てくるでしょう。

本記事では、勉強嫌いになる理由や対策について解説します。子どもの勉強嫌いで悩んでいる保護者の方は、参考にしてみてください。

目次

1. 子どもが勉強嫌いになる理由
1-1. なんとなく勉強をしているため
1-2. 保護者から強制されているため
1-3. 勉強法が合っていない
2. 勉強嫌いを克服するために家庭で行える対策
2-1. ポジティブな言葉を使うよう心掛ける
2-2. 一緒に勉強をする
2-3. まずは机に向かう習慣をつける
2-4. オリジナル教材を作る
2-5. 勉強方法をゲームなど好きなものに置き換える
2-6. 学童や塾で学校とは違う環境で学ぶ
3. 勉強嫌いを民間学童で克服できる理由
3-1. 学校や塾とは違う角度の学習法を取り入れている
3-2. 環境を変えることで楽しいと思える可能性がある
4. まとめ

1. 子どもが勉強嫌いになる理由

子どもが勉強嫌いになる理由

最初に、なぜ子どもが勉強嫌いになるのかを考えてみましょう。想定される理由は以下の3つです。

  • なんとなく勉強をしているため
  • 保護者から強制されているため
  • 勉強法が合っていないため

それぞれの理由について、詳しく解説します。

1-1. なんとなく勉強をしているため

なんとなく勉強をしていることが、勉強嫌いの背景のひとつとしてあげられます。

勉強に限らず、これといった目的や目標もなく「周囲がやっているから」「学校でやらされているから」という理由だけで何かを続けることは、大人にとっても苦痛であるはずです。

子どもでも同じことで、勉強をした先のゴール、つまり目的や目標がなければ、だんだんと「何のために勉強をしているのだろう?」と嫌気がさすことは十分に考えられます。

1-2. 保護者から強制されているため

保護者が勉強を強制することも、勉強嫌いになる原因のひとつであるため注意が必要です。そもそも、人間には何らかの理由で行動の自由を脅かされるほか、実際に自由を奪われたと感じる際は、その自由を回復するよう行動する「心理的リアクタンス」という特性があります。「かならず〇〇してください」など、行動を指図するような言われ方をされ、嫌な気持ちになったことがある人もきっといるはずです。

同様に、子どもに「勉強しなさい」と言っても、自由を奪われたと感じ反抗する可能性は十分にあります。そのような状態から無理やり勉強をさせたとしても「自分は勉強をやらされている」というネガティブな認識を持ち、勉強嫌いになってしまうことは珍しくありません。

1-3. 勉強法が合っていない

勉強法が合っていないことも、勉強嫌いになる原因になりえます。そもそも、子どもも含め、人間はそれぞれ認知特性が異なる以上、適した勉強法も異なります。認知特性とは、情報を頭で理解、記憶、表現する能力を指します。

さらに認知特性は、「どのようにして記憶するのが得意か」という視点で以下の3つに分類することが可能です。

  • 視覚優位:情報を目で見て記憶することが得意
  • 言語優位:情報を言語化して記憶することが得意
  • 聴覚優位:情報を耳で聴いて記憶することが得意

たとえば、聴覚優位な子どもの場合、プリントや教科書を見たり書いたりするだけではなかなか勉強しづらいかもしれません。
歌を歌ったり、音読したりなど耳で聴く勉強法を取り入れるだけで、進めやすさが格段にアップするでしょう。

2. 勉強嫌いを克服するために家庭で行える対策

勉強嫌いを克服するために家庭で行える対策

勉強嫌いを克服するためには、まず家庭で行える対策を試してみましょう。ついついやってしまいがちな良くない習慣を改めるだけでも、子どもが勉強に前向きに取り組んでくれるようになるかもしれません。具体的な対策として、以下の6つを解説します。

  • ポジティブな言葉を使うよう心掛ける
  • 一緒に勉強をする
  • まずは机に向かう習慣をつける
  • オリジナル教材を作る
  • 勉強方法をゲームなど好きなものに置き換える
  • 学童や塾で学校とは違う環境で学ぶ

2-1. ポジティブな言葉を使うよう心掛ける

子どもに声かけするときは、ポジティブな言葉を使いましょう。
「~しなさい」「~しないと○○するよ」という言葉は、子どもにとって苦痛でしかありません。自分が否定されているように感じるうえに、「勉強をしないと罰せられる」という不安を植え付けることになります。行き過ぎるといわゆる「教育虐待」にもつながりかねないため、要注意です。

どうしても勉強してほしい場合は、伝え方を変えましょう。ポイントは「子どもの前向きな行動を促し、より良い未来につながる言い方をすること」です。たとえば「勉強をしたら○○できるよ」「○○を目指して勉強頑張ろうね」といったポジティブかつ柔和な表現を使いましょう。子どもも自分なりに前向きに取り組んでくれることが期待できるでしょう。

2-2. 一緒に勉強をする

一方的に勉強するよう伝えても、子どもによっては「パパ(ママ)は勉強するよう指示してばかりで、自分は何も勉強しない」と反感を覚えるかもしれません。このような子どもには、自分も一緒になって勉強する姿を見せるのがおすすめです。

子どもと同じ内容の勉強をするのではなく、資格取得を目指したり、興味がある分野の本を読んだりしましょう。「パパ(ママ)は大人だけど、やりたいことや知りたいことがあるから勉強を続ける」と伝えれば、子どもも「やりたいことや知りたいことのために勉強が必要」とわかってくれるはずです。

2-3. まずは机に向かう習慣をつける

勉強嫌いな子どもの場合、根本的な問題として学習習慣が身についていないことが考えられます。公文教育研究会が小学校1~3年生を対象に2022年12月に行った調査によれば、1日の家庭学習時間の平均は31.8分でした。しかし、実際はこれよりも時間が短い、もしくはまったく勉強していないという事例も含まれているかもしれません。

まずは、1日10分でも良いので机に向かう習慣を身につけましょう。

また、教科書の予習や復習にこだわるのではなく、興味を持てる分野、好きそうな分野から勉強してみるのも重要です。「ちょっとの時間だけでも机に向かえた」という成功体験を積ませることで、子どもが勉強に対しポジティブなイメージを持てるようになります。

2-4. オリジナル教材を作る

親が子どものためにオリジナル教材を作るのも、勉強嫌いを克服するためには効果的です。たとえば「夏至は一年で昼が一番長い日で、冬至は夜が一番長い日」と教科書に書いてあったら、これを基にさまざまなクイズが作れます。

たとえば、〇×クイズなら、次のような設問を作ることが可能です。

〇×クイズ:〇か×を付けましょう

  • ( )夏至は一年で一番夜が長い日である
  • ( )夏至は一年で一番昼が長い日である
  • ( )冬至は一年で一番夜が長い日である
  • ( )冬至は一年で一番昼が長い日である

逆に、子どもに問題を作ってもらい、親が解いてみるのもコミュニケーションのきっかけになります。問題を作ることは解く時より頭を使うので、子どもにとっても良い経験になるはずです。

2-5. 勉強方法をゲームなど好きなものに置き換える

勉強方法が合っていない場合、子どもが楽しめる内容に置き換えてみることもひとつの方法です。紙での勉強法が合わない場合は、タブレットやアプリを使ってゲーム形式で勉強してみましょう。ゲーム感覚で楽しめるので、繰り返し取り組むことで着実に知識が身に来ます。

ただし、学校の宿題などはゲーム形式になっていません。「知識のインプットはタブレットやゲームで済ませ、学校の宿題をアウトプットの為のトレーニングとして取り組む」など工夫してみましょう。

2-6. 学童や塾で学校とは違う環境で学ぶ

学童や塾など、学校とはまったく違う環境で勉強するのも、勉強嫌いの克服に役立つケースがあります。ただし、公営学童の場合は自習がメインとなるため、学習習慣のついていない子どもの場合、周囲からのサポートが必要になるかもしれません。

一方、民間学童や塾では、独自のカリキュラムを導入し、訓練を受けた講師・スタッフが教えています。子どもが興味を持てるよう、教材の使い方や話し方も工夫しているので、楽しんで学べるでしょう。この点については、次項で詳しく解説します。

3. 勉強嫌いを民間学童で克服できる理由

勉強嫌いを民間学童で克服できる理由

学校や塾での勉強が苦手だった場合でも、民間学童であれば独自の教育方針や方法で学べるため、楽しみながら勉強嫌いを克服できるかもしれません。

なぜ、勉強嫌いを克服できるのか、その理由として以下の2点を解説します。

3-1. 学校や塾とは違う角度の学習法を取り入れている

民間学童では、学校や塾とは違う角度の学習法を取り入れています。
そのため、新鮮な気持ちで勉強できることが大きな特徴です。

たとえば、英語をメインにした学童では、ただ単語や会話を練習するのではありません。

理科や数学を英語で学ぶなど「英語を使って何か他のことを学ぶ」経験をカリキュラムに取り入れていることが多くあります。

英語と学校で習う教科も同時並行で学ぶことが可能です。

3-2. 環境を変えることで楽しいと思える可能性がある

学校の先生の授業の仕方が合わないことが原因で子どもが勉強嫌いになった場合、環境を変えるのは非常に有効です。

学童の講師が興味を持てる教え方をすることで、「勉強は面白いのかもしれない」と、子どもの考えも変わる可能性があります。

ただし、学校の先生と同様、学童の講師にも相性はあるのが事実です。

実際に学童を選ぶ際は、子どもに体験入学をしてもらい、そのうえで続けられそうかを聞いておきましょう。

まとめ

子どもの勉強嫌いを直すには?やってはいけない保護者の行動とおすすめの勉強法

子どものときに勉強嫌いになってしまうと、年齢が上がるにつれて何かと苦戦するのは事実です。特に、高校受験・大学受験では自分で考えて勉強を進めないとなかなか成果は出せません。無理やり勉強させるのは禁物ですが、子どもに合った形で勉強嫌いを克服しましょう。家庭だけでは難しい場合は、塾や学童などプロに頼るのもひとつの方法です。

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お子様が好きなレッスンを選べる仕組みをとっているため、好きなことを通じて生きた英語を身につけられます。「何かを新しく知ること=勉強すること」は楽しいと思ってもらえるよう、講師をはじめとしたスタッフは日々研鑽に努め、カリキュラムもブラッシュアップしています。
また、長時間ながら、ご利用しやすい料金設定となっており、ご希望の方には無料の送迎バスをお使いいただくことも可能です。ぜひ一度、無料体験レッスンにお申込みください。

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